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  • 本作の一話を読み始める前、作品情報に「写樂祭は構造上、最初は暗いです。これは圧倒的な逆転の話だから」とありましたね。
    まさか最後の方がこんな暗くなるとは思いも寄りませんでしたが、その暗さは夜明け前のもの。とても時間は掛かりましたけど、写楽は浮世絵の大成功者となりました。確かに大逆転の物語りです。

    写楽ほどの有名人でも、当時は散々な敗北を喫した。しかし後の世でこんなに評価される事もあるのだと。全ての創作者を励ますエールとなるような話でした。

    ひとつ不満があるとすれば。最後に至るまでの長いストーリーが明るく楽しく華やか(一部血生臭い)であったのに、最後の二話でドーンと一気に悲しくなる点です。
    よもやまさん得意の面白可愛い明るく心地良い雰囲気に、それまで心をグッとつまかれてしまっているものですから、あっと気づいた時にはこの悲しさから逃れる事が出来ません。たっぷりと時間を掛けて、作者の術中に嵌められました。やってくれましたね。

    唐突とも思えるキレのある急展開で、最後はスッと終わってしまった。こんなに急に。そこが何だか切ないです。毎日楽しく拝読させて頂いてたもので。
    ともあれ、完結おめでとうございます。次の作品も楽しみにしております。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    もし、読後が悪かったとすれば申し訳ありませんでした。

    エピローグですべての逆転を図ったつもりでしたが、伝えきれなかったのかもしれませんね。
    しばらくお休みをしてから、次は超アホアホなやつを準備中です。

  • これまで明るく楽しく華やかな話、一部血生臭いものを見てきましたが。
    ここへ来て急に悲しい話でしたね。読んでいて辛くなりました。史実だとのことで仕方が無い流れですが。

    作者からの返信

    正直な感想を本当にありがとうございます。
    まあ、大まかな史実を外さないつもりで書きましたので読後の問題は常にありました。
    僕はこの作品を写樂と蔦屋への供養のつもりで書きました。
    この小説のエピローグの最後の一行がすべての回答です。

    編集済

  • 編集済

    コメント失礼します。

    痛みの分だけ視界が澄む別れ、容赦ない現実に愛が混ざる。
    殴る側も去る側も優しすぎて不器用で、だからこそ刺さる。
    水で描く背中に涙が滲むくだり、横綱級。
    負けを抱いて前に出る、その潔さに拍手と少しの笑い。

    完結おめでとうございます。
    ご苦労さまでした。

    作者からの返信

    長い間お付き合いいただきましてほんとうにありがとうございました。

    思えば写樂の修行のスタートは和算。問題を次の世代に贈るという奉納の話がありました。

    僕たちの創作も一話限りで終わるものではないのかもしれません。
    虎口先生に青龍の加護がありますように。

  • コメント失礼します。

    黒キラみたいに、商いも情も光の角度で表情が変わる。
    蔦の現実と写楽の今日の衝突が、痛いのに妙に愛おしい。
    売れ筋に負ける悔しさ、でも一枚が誰かの孫になる救い。
    くすぶる火鉢の匂いが、そのまま希望の煙に見えた。

    作者からの返信

    本当に長々とお付き合いいただきまして本当にありがとうございます。
    虎口先生にはどれほどすくわれたかしれません。
    無事にエンディングを迎えることができました。
    この作品の逆転とは、すべてエピローグの最後の一行につきます。
    これを、写樂と蔦屋重三郎の御霊に捧げたいと思っています。

  • コメント失礼します。

    賑やかな祭りの喧騒の中で、それぞれの欲と優しさがゆるく交差していて、笑いながら気づけば情に掴まれていた。
    多勢子の一投が全部さらっていくあの爽快さ、ずるいほど綺麗。
    出世も恋も運も、肩肘張らず転がる感じがたまらない。

    作者からの返信

    ありがとうございます!!
    ちょと思い出作り回。多勢子の無茶な強運が光ります。
    思えば蔦の背中にカブト虫いれたのは多勢子でした。
    しかも二回も。
    この回ではたま子と司馬江漢の老いらくの恋などを描けたのも良かったです。後二回。次回はちょっと荒れます。

  • コメント失礼します。

    赤札の痛みを笑いに変えて前へ進む背中が、やけに色っぽい。
    売れ筋と本音の綱引きで滲む写楽の汗、蔦屋の指先の体温、その間にある覚悟が沁みた。
    派手じゃない成功が、いちばん嘘がないって顔してる。

  • コメント失礼します。

    殴り込みがまさかの“芸論バトル”に化ける。
    夢を守る怒りと、夢を剥がす誠実、そのどちらも嘘じゃない。
    半四郎の一言で価値が反転するあの静かなカタルシス。
    売れなさすら物語の燃料に変わる、この世界まだ伸びる。

    作者からの返信

    ありがとうございます!!確かに両方の言い分に納得できるところがありましたね。じゃあ本人よりも綺麗な美人画だったら役者は喜ぶのか、といった半四郎の言葉も分ります。
    今日の配信は少し気分を変えてみんなでお祭りにでかけます。
    ちょっと思い出作り?的な感じになります。

  • 岩井半四郎贔屓の者達の乱暴狼藉に最初は驚かされるが、話を聞いてみればなるほど納得。
    花魁を愛でる心意気の熱量を感じる。
    そこにまさかの御本人様登場。
    写楽の絵を受け入れてくれて、読んでいてホッとする。
    しかし絵の売れ行きが伸び悩む。
    現代の我々からしたら意外で、そんな苦悩もあったのかと関心を深める。
    一期作に赤札を付ける、とは。どういう意味なのか、次回が今から気になる憎い締め括り。

    作者からの返信

    ありがとうございます。この作品はフィクションですが大まかな史実は踏襲します。つまり耕書堂での写樂の発売は4期までで終了。そこがまあ、悩ましいところですよね。どのようにこの物語を着地させるのか。あと少しですので是非お付き合いください。今日は気分を変えてみんなでお祭りにでかけます。

  • 天才が売れるとは限らないを、ここまで賑やかに笑いと色気で包む。
    みどりも若紫も、欲望の火力で商いが回ってるのに妙に清々しい。
    写楽の“分かられなさ”が痛いのに、蔦屋のそれでも売るが静かに熱い。
    市場の残酷さごと抱えて前に進む感じが、やけに沁みる。

    作者からの返信

    ありがとうございます!!今夜あたりから不買運動が始まってしまいます。
    読返してみたらけっこう熱いです。しかしこの毎日公開というシステムが未だになれませんねえ。ドバッと出せたらいいのに。まあ、やってるのは自分なんですけどね。
    これから芸とはなにか、について触れていきます。

  • 熱気と人情が同時に押し寄せてくる開店劇、もう“祭り”が始まってる。
    蔦の采配の渋さにニヤリ、写楽の涙にじわり。
    子どもも力士もスリも同じ画面に収まる混沌が、なぜか優しい。
    混みすぎだろ、とツッコミつつ、この世界に並びたくなる。

    作者からの返信

    ありがとです。問題はここからなんだよね。まあ、あと一回や二回は平気なんですけどね。やがて写樂の不買運動が始まってしまいます。うう。
    とうとう最後まで付き合わせてしまいました。合掌!

  • 静かな対話なのに、胸の奥で火花が散る。
    天才を“特別”から引きずり下ろして“そこら中にあるもの”にする。
    千蔭の懐の深さに甘えつつ、写楽の不安と野心がちゃんと同居してるのがたまらない。
    黒にキラ、未来がもう光ってる。

    作者からの返信

    ありがとうございます!!今回は思い出し回。そしていよいよ、写樂という章に突入します。

    史実の通りに進展すると写樂は浮世絵を耕書堂から発売しますが、その期間は一年に満たない。その後はほとんど消息不明という状態になってしまいました。

    ぼくはこの物語で事実をねじ曲げて創作するつもりはありません。あるいはこの悲劇的できごとをありのまま、過去へそして僕たちの待つ未来へと届けたいと思ったのでした。

  • 理屈で殴ってから干し椎茸で落とす。
    知るの核心を突きつけられた直後に、あの俗っぽい優しさ。
    怖さも笑いも同じ根っこだと気づかされる。
    玄白、聖人顔したトリックスターか。
    春朗の罵倒すら愛嬌に変わる余韻が、やけに温かい。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    もうね。本当にじじいはうっとうしいやつでした。
    まだ人間の足でも出した方が可愛げがあったというものです。
    でも、ちょっとガチにホラーに書きすぎたかと反省しています。

  • 血と知の匂いが同時に立ち上る講義、しんどいのに目が逸らせない。
    正確さに出会った瞬間の震えと、嘘に従ってきた歴史への静かな怒り。
    解体は残酷なのに、未来の命へ橋を架ける手つきがやさしい。
    笑えない場面で、なぜか背中を押される不思議な熱が残る。

    作者からの返信

    ありがとうございます。そしておつかれさまでございました。
    いよいよ次回でこの章の最終話です。
    玄白が一体何を言いたかったのか。すべてが次回ですべてあきらかになります。春朗は鼻を垂らしながら大激怒です。。

  • 冷たい水と砥石の音で正気をつなぎ止める感じ、わかってしまうのが怖い。
    人としての躊躇と、知りたいという欲の加速が同時に走る修羅場に、静かな笑いが一滴だけ混ざる。
    青茶婆の無言が、いちばん雄弁。
    進むしかない手の重さが、そのまま物語の体温になって胸に残る。

    作者からの返信

    ありがとです。(T^T)なんかコワイですよねえ。ぽちは書きながらも大変コワイとおもいました。
    あと少しの我慢です。頑張ってくださいまし。

  • 春の生暖かさがこんなに不穏に化けるとは。笑えないのに、春朗の「ヤバい匂い」が妙に的確で苦笑いが漏れる。
    知への執念は美談の顔をして、ちゃんと禍々しい。
    玄白の静けさが逆に怖くて、人が真理に触れる瞬間の温度を感じた。
    善悪を切り分けないまま迫ってくる気配が、妙にクセになる読後感。

    作者からの返信

    もうねえ。この章は頑張ってくださいとしか言えませぬ。
    善悪を切り分けない。そう。そしてちょっとだけ作者も共犯ですからね。
    でも玄白さんがやったこと、やろうとしてることが何だったのかは、最後に分ります。

  • 若柴が回ってるとこら辺のノリが好きです。

    作者からの返信

    あ。ありがとです。もうね。ぐるんぐるんですからね。コメント感謝します。

  • 新年会のテンション、どこでブレーキ捨ててきた? ってくらい暴走してて笑う。
    豆運びのはずが、最後は誰も豆の話してない。
    写楽の運命の転がり方が容赦なさすぎて、笑いと同時に場の熱が一段跳ねる。
    カオスなのに妙に祝祭的で、後味だけちゃんと残る。

    作者からの返信

    もうねえ。こんなんですわー。大変です。
    こんなんつれてますねん、って感じです。
    しかし、次からこおわいですからね。ほんとです。

  • これってもしかして史実ですか?
    そう思うほど細かい収支が書かれていて、何かそうした資料があるのかなと。
    創作だとしても相当手間が掛かってますね。色んな費用の相場を当時の金銭で表示してあって、それもこんなに沢山です。大変な労力が注ぎ込まれてるんじゃないでしょうか。

    作者からの返信

    あ。あ。ありがとです。けっこう大変でした。もちろん史実ではなく創作です。この章はそういう意味でも当時の相場を調べたり、金と文の換金率を調整したり、なんとか黒字出さなきゃなのでそれなりに大変でした。気づいてくれて感謝、感謝。

  • 笑いの熱と職人の静謐が同じ座敷で相撲を取ってる。
    丁山の無双ぶりに拍手しつつ、若紫の一言が蔦の重石をふっと外す。
    米粒に宇宙、腕相撲に現実。
    全部ひっくり返してもなお温かい。
    この宴、続きが怖いほど楽しみ。

    作者からの返信

    ありがとうございます!!
    このお話は明日まで。明日はもお・・・。もおね。非常に爽やかです。スカッと爽やかコカコーラでございます!!

  • 数字がここまで熱を帯びるのかと笑ってしまう。
    帳簿は冷静、でも行間に人の欲と矜持がぎっしり詰まっていて、千秋楽の一矢がやけに愛おしい。
    黒字は六両一朱、なのに満足感は大黒柱級。
    最後の追悼文で、全部がやさしく着地する。
    商いと情、どっちもきっちり回収。

    作者からの返信

    うはー。ご覧いただき恐縮ですー。
    この賞はかなり上級者向けともうしますか、じっくり読まねば面白さが判らぬものでございました。

    今回も虎口さんに救われたようでございます!!
    今日からは相撲部屋との新年回を二回やります。
    お付き合いください。

  • 終わりって、こんなに騒がしくて、こんなにやさしいんだ。
    踊り続ける人たちの熱に、ちょっと置いていかれそうになりつつも、気づけば一緒に笑ってるおいらがいる。
    多勢子の指先の赤がやけに愛おしくて、「ちゃんと生きてる証明かよ」とツッコミたくなるのに、涙腺の方が先に折れた。
    そして大団円直前の「にゃーん!」。
    全部持っていく軽やかさに拍手。
    人生も興行も、結局こういう一声に救われるのかもしれない。
    余韻が、やたらあったかい。

    作者からの返信

    返す返すも大感謝でございます。今日の夜の配信は収益計算です。
    ある意味数字しかないというか、休憩の回と思っていただいてもかまいません。が、この話を書くのが一番大変でした。
    実際にどんな風な収入と出費があったのかを全部拾い出してみました。
    おそらく誰も読まないで有ろう数字の列ですが、よくよく見れば面白い工夫もしてあります。我ながら一体何をやっているのかと思わなくもないですー。

  • 筆が走るたびに笑いが弾ける、まるで祭りの心臓が二つ鼓動しているよう。
    写樂の荒ぶる才気と、歌麿の余裕という名の刃。
    遅れて抜くあの一手、ずるいほど格好いい。
    そして後半、長兵衛の一言で空気が静かに裏返る。
    「生涯を呪わない」って、こんなにも強いのか。
    笑いと覚悟が同じ舞台に立つ、この温度差がたまらない。
    次を見届けるしかない。

    作者からの返信

    ありがとです。もうほんまねえ。当時の格から言えば横綱である歌麿に十両にもなってない写樂。戦わせる方もどうかはしているんですけどね。受けて立つ歌麿もどこかカッコイイです。実質、追悼公演もあと1話で終了。
    是非最後まで見届けてください。

  • 胡蝶も金魚も、電気すら人の縁で踊らされてるみたいで粋。
    大真面目に仕掛けて全力でバカやって、ちゃんと儲けてるのが最高に江戸。
    笑いの裏で技と人情が手を繋いでる感じ、じんわり効く。
    「じじいがぼーん」で全部持ってくのは、ずるい。

    作者からの返信

    大感謝ですー。てか虎さまは大恩人ですー。この章はちょっと特殊な章で、心配していましたが、虎口さんのおかげで何とか乗り切れそう。
    最後に決算報告もだします。決算報告が面白いかどうかはさておいて。

  • 火花みたいな準備が、そのまま人の熱に転化していく。
    野心と供養が同じ火で燃えてる。
    全員が“誰かのために本気”なのに、ちゃんと商売としても勝ちにいく。
    この混線こそエンタメの芯。
    …で、「いけるな」で全部持ってく蔦、好きすぎる。

    作者からの返信

    くっ。ありがとうございます。
    ぽちはおりんちゃん推しなのですが、ここに来てみどりちゃんというダークホースが。おりんちゃんは天然ですが、みどりちゃんは職能系美女という新機軸でございます。どちらでもお好きなほうをお持ち帰りくださいませ。
    後の写樂の回ではみどりVSおりんが展開されます。喧嘩ではないですが。

  • 祝いの席が、まさかの慟哭で裏返る。
    勝ったはずの夜に残るやりきれなさが、人の本音をむき出しにする。
    笑いと悔しさと理が同じ卓に並ぶ贅沢。
    正しさだけじゃ酔えない、この時代の苦味が沁みる。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。妙な場所に妙なものが・・。追悼公演はフィクションですが史実とのスケジュールの整合性の問題でこんなところに。
    実際蔦屋は友達の恋川春町を亡くしたり、大勢の作家が捕まったりでひどい目にあっていましたからね。けっこう悔しかったのだとおもいます。

  • 猫一匹で風向きを変えるみどり、商売も人心も“にゃーん”で掴む。
    決着を挑むはずの追悼が、縁と機転で増幅していく熱が気持ちいい。
    蔦の執念と軽口の共存が、忙しさを祝祭に変える。
    運まで働かせる現場力に、次の波を期待してしまう。

  • 華やぎって、ここまで人を巻き込む“現象”になるのかと息を呑む。
    飴細工を簪にしてしまう若紫の軽やかな誇り、無茶振りすら芸に変える胆力に「それ、神事じゃなくて奇跡です」と内心ツッコミつつ拍手が止まらない。
    群衆の勘違いさえ舞台装置に変える一行の連帯が粋で、篠のしゃがれ声が場を掴む瞬間は胸が熱くなる。
    白犬に手を差し出す所作の静けさが、先ほどの喧騒をすっと鎮める余韻になっていて、美は騒ぎの中でも品を失わないと教えられた気がする。
    見返り柳の先へ消えていく背中に、「続きは次話で」と言われたような幸福な焦らし。
    人が人を見に来て、最後は心を持ち帰る。
    その循環がまるごと愛おしい。

    作者からの返信

    大感謝ですー。けっこう大好きなキャラです。
    創作ですが、最後までおりんちゃんは活躍してくれます。
    創作でしか味わえないかっこよさもあると思います。自画自賛。。プクプク

  • 賑やかな江戸の色と音が、ふと足元から崩れる不穏さ。
    飴も風鈴も、全部が現実を支える装置のよう。
    若紫の揺らぎは弱さじゃなくて、次の強さの予兆。
    龍の一閃で世界が呼吸を取り戻すあの快感、ずるいくらい気持ちいい。
    この行列、ただの見世物じゃない。
    生き様が歩いてる。

    作者からの返信

    ありがとーございます。この青龍くんはあともう一度だけ登場します。
    果たしてそれはどのあたりでしょうか。若紫もかっこいいけど僕は青龍君のファンでもあります。復活した若紫のスーパーガールぶりをお楽しみくださいまし。

  • 飴を撒く粋が、人の痛みに気づく優しさへと繋がるのがたまらない。
    笑いと情が同じリズムで鳴ってる。
    やめてもいいに宿る覚悟と、大丈夫で返す強さ。
    その往復に、胸がきゅっとして救われる。
    で、最後は巨大ゴンズイ論争。
    人生、粋も涙もオチも全部入りでいい。

    作者からの返信

    ご覧いただきまして、ありがとうございます。
    以前友達がえらくデカいゴンズイを釣ったことがあります。
    さすがに七〇㎝はなかったですが四〇㎝はありました。
    それって雷魚とちがうん?いえ。それはゴンズイでした。
    いーや。ゴンズイ!

    編集済
  • 幕が上がる前のざわめきが、そのまま心臓になって鳴り続ける一篇。
    若紫の一歩一歩が美しさ=覚悟だと叩きつけてくるのに、篠の檄が妙に可笑しくて、救いでもある。
    張り詰めた糸に、ちゃんと人間の温度が通っている。
    欠場という不運すら、物語はためらわず追い風に変える。
    その図太さがたまらない。
    そして最後の「店ごと買ってこい」で全部さらっていく。
    粋ってこういうことか(笑)。

    作者からの返信

    ありがとうございます。僕はこの章で完全におりんのファンになってしまいました。この子、めっちゃカッコエエです。フンフンというかんじです。
    おりんは創作です。ま、そりゃそうですけどね。毒くらわば皿までって感じでお付き合いくださいまし。

  • 真実は重さじゃなく、落ち方で証明されるのに、人の世はまだ重さで裁くのか。
    と、ガリレオに代わってため息をつきつつ、ハザマの“悔しい”が胸に刺さる。
    怒りさえ温かい物語だ。
    それでも視線は空へ戻る。
    名をつけて放す優しさも、幽閉されても消えない眼差しも、全部つながっている。
    星辰号の羽音、あれは自由の実在音。
    読後、ちょっと空を見上げたくなる。

    作者からの返信

    クンクン。ハタハタ。大感謝ですー。
    おかげさまで無事にこの章を閉じることができました。
    いやあ。ちょっと感慨深いです。未来人設定はかなり突拍子もないので心配していました。案ずるより産むがやすしでございます。ニッキ水飲んで乗り切ってまいりましょう。

  • ハザマ重富の
    「私たちは生まれ来るときから死にゆくときまで、宇宙の最前線に立っているのです」
    という台詞がいいですね。読者にも素敵なプレゼントの小箱となって伝わりました。

    その後の星辰号が「ばばばばっ」と、こちらは実在のけたたましい音を立てるとこ。あえて平仮名がぽちさんらしい表現で、可愛気を感じました。

    作者からの返信

    くわっ。ありがとうございます。ひらがなってかわいげがあるようにおもいます。この台詞はこの作品の裏テーマになっております。感想をいただきまして大感謝ー。ハクハク

  • 真実がぶつかる場で、おりんの一言が刃を鞘に戻す瞬間にしびれた。
    更新される空と、祈りの私語が同じ高さで息をする。
    誰かを折らずに視界を広げる勇気。
    観測と信仰が喧嘩せず隣に座る、この温度がずるいほど優しい。

    作者からの返信

    ありがとうございます。きゃわわわ。

    信じるよりも見ればいい。これはハザマの立場ですが、おりんは少し立場がちがいます。すぐに認めることはできなくてもそばにいることは大切なのかもしれません。争わずに一緒に座るためにはお互いに力が必要です。

  • 帽子が五十両から五文に落ちる瞬間の軽やかさ、その場にいる全員の“ノリの良さ”がもう祝祭みたいで最高。
    なのに次の瞬間、カブトムシという物理で背中を殴ってくる(笑)。
    痛いのに笑うしかない。
    おりんの無邪気な残酷さと、蔦屋の受難、でもどこか信頼でつながってる空気が愛おしい。
    日食と地動説の話が、騒がしさの奥で静かに世界をひっくり返していて、笑いながら足元が揺れる感覚が残る。

    作者からの返信

    ありがとです。涙涙。本当に素晴らしい。
    カブトムシ背中に入れられるの2回目ですからね。
    これはいくら蔦でも怒ると思います。でもね。ちょっとだけ予告をすると、一番最後、エンディングにほんの少しだけ登場する多勢子の名前に泣かされるとおもいます。な、な、なんだろう。それはエンディングでのお楽しみですー。よろしければ最後までつきあってねー。

  • 理屈が拍手を連れてくる。
    紙吹雪で笑わせてから、世界の骨格をそっと差し出す手つきが粋すぎる。
    分かることを誇らず、分からなさを掲げる勇気に、胸の奥が静かに震えた。
    観客と一緒に“賢くなる”快感と、まだ届かない謎の余白。
    その両方を飴玉みたいに転がしてくる講義(笑)。
    で、最後のおりんの沈黙。
    あの一石で、物語がぐっと人間に寄る。
    続きを読ませる力、ちゃんと重力ある。

    作者からの返信

    くわー。ありがとうございます。
    実質、苦戦中でありますのでこの投稿は本当にありがたいです。
    良くても悪くても最後まで投稿しますね。
    この本を上げる意味は最後に分かる仕掛けです。

  • 騒ぎのど真ん中で始まるのが日食って、空が一番空気読んでるじゃないか。
    さっきまでドケチだのチンドン屋だの言ってた口が、暗がりと一緒に静まっていくのが妙に可笑しくて、でも少しだけ胸がすく。
    ハザマの胡散臭さと本物さ、その両方を抱えたまま世界がひっくり返る瞬間がたまらない。
    信じるも疑うも、人間の滑稽さごと肯定される感じ。
    喧騒も疑念も全部飲み込んで、ただ空を見上げるしかなくなるあの時間。
    あれが、この物語のいちばん贅沢なご褒美だと思った。

    作者からの返信

    ありがとです。この日の日食があるかないかでAIと大喧嘩しました。最初はないといってたAIもあまり僕が粘るとしまいにはあったと言い出します。もともとこの日を選定したのはAIだったのですけどね。
    書き終わってからないといわれても困ります。部分日食でもいいから有ったよな!!

  • 知るって、こんなに美味いのかとスイカに一本取られつつ、気づけば心まで甘くされていた。
    答えよりも渡すことを選ぶ人たちの背中がやけに大きくて、計算の桁よりも志のスケールに圧倒される。
    遺題という未完のバトン、あれはロマンの顔をした責任。
    写樂の涙にこちらも不意打ちを食らい、仕事の定義が静かに書き換わる瞬間に立ち会った気分。
    誰かの十一桁が、別の誰かの四十一桁を支えていく、その連なりに人の温度がある。
    笑って学んで、最後に背中を押される。
    ずるいほど心地いい。
    次の一歩が、もうおいらの番だと言われたみたいだ(笑)。

    作者からの返信

    ありがとです。今回この章ででたキャラは実在の人物であり、その功績も歴史的事実です。
    関さんの問題を奉納するが、それに答えは必要ないも史実でした。むかしからえらい人はえらいんですねえ。
    この章から何かを持って帰れる人はそんなに多くはないです。

  • 知の授業なのに、胸がざわつく。
    松ぼっくりとひまわりで始まった話が、いつの間にか宇宙の呼吸みたいなところに連れていく。
    その導線のさりげなさに、まずやられる。
    しかも老師、絶対わかってて煽ってる。
    楽しんでる。
    ずるい(笑)。
    写樂が自由に描いていると信じていた足場を、そっと揺らすあの一言、優しい顔してだいぶ核心を突いてくる。
    自由と必然が対立しないどころか、同じ場所で光っている感じが、静かに効いてくる。
    子供たちの驚きも、写樂の震えも、全部こちらの体温に同期してくるようで、気づけばおいらも五芒星をなぞっている気分だ。
    美しさは“見つけるもの”じゃなくて“呼ばれているもの”なのかもしれない、なんて少し照れる結論に、でも素直に頷きたくなる。
    気持ちよく一本取られた。

    作者からの返信

    ありがとうです。書いてるほうはひやひやものでした。こんなの読んでくれる人がいるのかと。でも良かった。
    書いて良かったです。クルクルぴょん。

  • フィボナッチ数列、以前聞いた時は頭に入れたつもりでいました。
    ところがこうして物語で読むと、改めて不思議です。
    何だか学校の図書館にありそうな話ですね。ちょっと勉強になりました。

    作者からの返信

    うは。ありがとうございます。ちょっと難関ではあります。図なしで図形説明やらかしてますんで、さすがに不安。でも読んでくださる方がいるのは本当に嬉しい話です。

  • 三角形の角が一直線に並ぶ。
    写樂と一緒に“わかった気になる快感”。
    蔦屋の教育がまた粋で、技術じゃなく姿勢を盗ませるあたり、商売人の目と親心が同居してる。
    膝に乗るお幸の重みすら現実の手触りで、難しさをちゃんと人間が中和してくれる。
    知が娯楽になる瞬間って、こんなに色っぽいんだな。

    作者からの返信

    本当にありがとう。ありがとうオブザイヤーです。もし最後まで読む人がいるとすればそれはアナタ!!でも最後は必ず泣かせます。本当だよ。

  • 騒ぎの中心にいない蔦重が、いちばん濃くそこにいる。
    軽口と妄想で膨らむ男たちの嫉妬がやけに人間くさくて、笑ってるのに少し胸がチクっとする。
    京伝の大ホラが龍華の一撃で崩れる瞬間も見事な落語的快感。
    でもその奥で、キンキン先生の不在が静かに全員を繋いでいるのが沁みる。
    形見を手にする仕草一つ一つに『まだ続く』が宿っていて、最後の唱和はまるで未来への点呼。
    写樂の沈黙すら、ここでは温度を持って響いている。

  • この喧騒、ただの賑やかさじゃなくて、生きてる音だと頬がゆるむ。
    犬に追われて噛まれる天才、初手から情けなさ全開なのに、なぜこんなに愛おしいのか。
    笑いの奥でちゃんと“居場所ができていく音”がしていて、蔦重の豪胆さも一九のやわらかさも、全部が写樂を受け止める器になっている。
    天地返しの地味な重みが、そのまま覚悟の重さに変わっていく感じもいい塩梅で、汗の匂いまで物語に滲んでくる。
    歓迎会の一言で顔が崩れるあの瞬間、もう帰れないし帰らなくていい。
    ここで何かが始まる予感が、やけに旨い。

    作者からの返信

    おせわになっております。クンクン

    この作品はこのあたりからオムニバスの雰囲気がでてまいります。江戸の大スターの共演という感じで作っていきました。大きなテーマの回収は一番最後ですのでそれまではゆったりとお楽しみくださいまし。ハクハク

  • 雷に撃たれたのは蔦屋だけじゃない、読み手もだ。
    才能に嗅ぎつく獣の執念と、ろくでもない家族の愛嬌が同じ皿に乗るこの温度差、最高に旨い。
    運命が静かに噛み合う瞬間の昂りと、カブトムシの一刺しみたいな日常のズレ。
    その両方を抱えて進む感じ、たまらなく人間くさい。
    続きを待つしかない。

    作者からの返信

    くわあああ。涙涙、ありがとうございます。次の号を配信してまいります。
    (^_^)ゞ

  • 第1話 火の見櫓ー其の弐への応援コメント

    疑われる体質、ほんと業が深いのに、蔦屋のそれでも背負うが粋で痛い。
    十九の無念を胸で鳴らすあの三発、静かなのにやけに響く。
    なのに帰れば人参茶でほぐれる日常、この落差が人の温度だよなと沁みた。

    作者からの返信

    ありがとうございます。めっちゃ逆転の物語にしようとスタートはちょい暗めでございます。よろしければ末永くお付き合いくださいまし。