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  • 背景、夏。への応援コメント

    読み終わって、すぐに言葉にできない時間がありました。
    怒りのように見えて怒りではなく、愛のように見えて単純な愛でもない、その両方が分かちがたく同居している書き口に、咀嚼しきれずにいます。

    特に印象に残ったのは、コーヒーが二度出てくるところです。

    「……ついでだよって笑ってた」という過去と
    「……シンクに寝そべっている」という現在が――

    説明なしに置かれているのに、その間に何があったかが静かに溶け出してくるような気がしました。最後の一文がそういう終わり方をするから、読み終わった後に余韻だけが残りました。

    「そっか、もうそれは俺じゃない」という一文が、どういう経路でそこに着いたのか、読みながら気になっていました。
    答えが出きらないまま終わるのに、宙吊りな感じではなく、静かに落ちた感じです。
    その落ち方が、一番長く残っているところです。