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  • 聖域の調書への応援コメント

    自主企画に参加いただきありがとうございます!

    まず、情報の出し方が上手ですね!僕たちが普段ニュースや映画で見る「ステレオタイプな虐待」を逆手に取っていますよね。
    一つは、取調室での「可哀想な被害者の少年」と「開き直った加害者の母親」。
    もう一つは、自宅に帰った後の「加害者の少年」と「それを受け止める聖母のような母親」。
    「どちらも真実」なのが実に恐ろしい。
    警察が見ていた「母親が息子を殴った」という事実は、物理的には正しい。でも、その動機が「教育」でも「ストレス解消」でもなく、「暴れる猛獣を鎮圧するための正当防衛」だったという。この構造の反転がとても面白かったです。

    また、物語のキモだと感じたところは、最後に二人が「クスクス笑う」ところです。
    あえて二人を「ハッピーエンド」の中に置いた。
    これは、二人の間に「完璧な経済圏」が成立しちゃっているのではないかと。

    息子は、自分の中の衝動を爆発させることでしか生きられない。
    でも、その後に来る強烈な「罪悪感」に耐えられない。
    母親が「力でねじ伏せてくれる」ことで、息子は「自分は制裁を受けた」と安心できる。
    母親は「自分だけがこの子を止められる」という万能感で満たされる。

    外部から見れば地獄のループですけど、本人たちにとっては、社会のルールという「不純物」を排除した、純度の高い「究極の愛」。警察が差し出した相談窓口のリーフレットを「笑い飛ばす」シーン。あそこは、世俗的な正義に対する「特権意識」すら感じさせられました。

    全体として、実は一番怖いのは、お母さんの方ですよね?
    息子が悪い子であればあるほど、母親の「聖母性」は輝きを増す。
    もし、この母親が息子を精神科に連れて行ったり、適切に距離を置いたりしたら、この「聖域」は崩壊します。でも彼女はそれをしない。むしろ、息子の暴力を「受け止める」ことで、息子を自分から離れられないように縛り付けている。
    「暴力による支配」ではなく「許しによる支配」。

    これだけの文字数で描き切ったことがまずすごいですね…

    素晴らしい作品をありがとうございます!
    お互いに頑張りましょう!