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  • 沖津川一です。読みました。なので冬期休みの感想文を書きます。
    1点だけ、コーギーのミランジェについてです。
    私の見解では、主人公の『僕(名前はまだない)』は、恐らく何かしらの原因で人格分裂症の手前まで進行しています。
    数日に一度、ミランジェが話すという現象は、『僕』が普段、意識せずに気になっていることや、コンプレックスに思っていることが心の中の声ではなく、幻聴としてはっきり聞こえていると推論できます。その証拠にミランジェに話しかけても一切応じないからです。これはミランジェが実際には話していないということの証左であり、動かぬ事実になります。
    『僕』が病んでしまったのは、彼女のイマルの自由奔放さのせいなのか、これは分かりません。そして平山さんの意図と私の見解も異なっていると思います。感想文なのに裁判における検察側の主張っぽい感じになったのは気のせいだと思います。(笑)

    作者からの返信

    沖津川一さん、感想をありがとうございます!

    そうです、医学的に診断すると統合失調症とか、その類になるでしょう。で、大体春樹の作品はこんな感じで異能が登場するんですよ、月が二つあるとかね笑 そういう所を忠実にオマージュしているのですが、深読みは幾らしていただいても大丈夫です、そういうのを狙った作品ですからね。

    だいたい不条理小説、シュールレリスム系は、真面目に診断すると、いきなり人間がイモムシになるか馬鹿、とか、家がどんどん砂に埋もれていくってどういう状況だよゼネコン呼べよ、とか、人が突然洗濯物干している時に飛んでいくかボケ、になるんです笑 でもそれはそれ、という事にしているのが文学の面白いところというか、自由なところですね。異能によって表現したい何かがある、という事なのでしょう。