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  • 九九・九パーセントの未来への応援コメント

     AIは効率を重視し最適な行動を提案するけれども、それ自体は決して悪いことではないし、決して否定もできないでしょう。人間も頭の中で計画を立てる時にはそういう基準で動く筈なので。
     けれど、作品内で語られた出来事とを見るに、より最適な、けれど決して100%には届かない数字が、少しずつ現状を切り捨てて行って、自分たちを取り巻く環境や財産が少しずつ削られ、小さくなっていっているような、それでもAIではその切り捨てた部分を取り戻すことができない……そんな印象を受けました。その切り捨てた部分がセナという”命”で、また一人失われようとしていた。
     足りなかったのが、あるいはそれを取り戻していくのが、ミラが象徴するような直感や感情なのかは正直言い切れはしないのですが、効率を妄信することでそれらの感覚が薄れていく状況は、怖いとは思いました。

     セナの封印記憶を復元していくシーンが好きです。葬式の本来の形が垣間見えるようで。
     ラプラスという名前からして、現在状況の完全把握からの予測、最適行動を割り出しているのだろうとは思いますが、それでは未知に挑むことはできない。AIと人、上手く共存できる未来が来ればと思います。
     とても素晴らしい作品でした。