面白かったです。
技術のブレイクスルーが起きる歴史上の瞬間って、こうなんですよね。今までのやり方を捨てられない人が一定数いて、それは合理的なことじゃないんだけど、一概に馬鹿にできない。それどころか新しい道を選ぶ人に後ろめたさもあったり、一方で価値観が違い過ぎて互いに互いが理解できなくて。ついこの前まで同じ価値観だった人が、ある時全く別の生き物になってしまう恐ろしさ。お見事でした。
作者からの返信
lagerさま、コメントありがとうございます。
便利で、だからこそ大変な世の中になってきましたね。物語中、価値観の違いが二人を分断してしまいましたが、お互いに尊重しあって手を取り合う未来もあったはず。そういった世界を生きていきたいですね。
会話のやりとりで世界観や関係性、雰囲気や感情の変化まで伝わるように含まれていてこれが会話劇!たいへん勉強になりました!
最後も数値化されない感情がまだ生きているようで、微かな希望が遺されていると感じました。それを理解すべき情報だと認識できるのかは疑問が残りますが……切なさもあり、強制的に統合されていく意思に恐怖も感じる素晴らしい物語でした。
作者からの返信
たーたんさま、コメントありがとうございます。
以前から会話劇を書いてみたいと思っていたのですが、いざ執筆してみると難しいですよね。ですのでお言葉とても嬉しいですし、大変励みになりました。
最後の涙に関しましては、失いたくない人間性の象徴として描きましたので、これもまた汲み取っていただけたこと、嬉しいです。
コメント失礼します。
人の心とは結局何なのか……「結局」なんてあるのか……? などと、かなり色々と考えさせられるラストでした。レモネードの甘酢っぱい感じが何とも言い切れない二人の関係をとても良く表しているようで素晴らしかったです。
大変面白かったです!
作者からの返信
D野佐浦錠さま、コメントありがとうございます。
何が正解なのか、人間とは、知識とは、知能とは。はっきりとした答えを出さないこと自体も、この作品の一部として書いていましたので、お言葉とても嬉しいです。
好きでもないレモネード、なんで選んだのでしょうね。甘酸っぱい葛藤のレモネード。
最後まで目を通していただき、ありがとうございます……!
近年のAIの進出を風刺していて面白かったです。(夢の中の)春香の言い分も分かるし颯太の言い分も分かるのが難しいところですよね。自分も結構理論に基づいて生きているような気がしますが、それでも「なんとなく」の感覚の部分こそが人間を人間たらしめているのだと思うので、僕自身は颯太と近い感覚なのかなと思います。
いつも通り意外なオチまで用意されているのが周到で素晴らしかったです!
作者からの返信
天野 純一さま、コメントありがとうございます。
春香と颯太、どちらの言い分も分かると感じていただけたのがとても嬉しいです。どちらかが正しいというより、その間で揺れること自体がこの作品の核だと思っています。
「なんとなく」
言葉にしきれない部分こそが、人間らしさなのかもしれませんね。オチについても触れていただきありがとうございます。あの後で颯太が生きる側はどうなっていったのか、気にはなりますが……
最後まで目を通していただき、ありがとうございます……!
編集済
なんとなくを大事にしたいという気持ち、なんとなくわかります(笑)
それが好きな理由をどれだけ考えても突き詰めれば、なんとなくとしか言えませんよね。
AIがどんどん進化して、人間とロボットとの境界があいまいになってきているからこそ、言葉にしにくい感情とか無意味だったり不合理だったりする行動の価値が高まっていくんじゃないかと、本作を読んで思いました。
私はバッドエンドが好きなので、この作品の結末は最高でした。
颯太や春香がいったいどうなったのか、想像を膨らませるのも楽しいですね。
AIとの付き合い方、未来の社会がどうなっているか、人間らしさとはなにか、自分と他人の境界はどこにあるのか、などなといろいろなことを考えさせられました。
とても面白かったです。
作者からの返信
桜森よながさま、コメントありがとうございます。
なんとなくを大事にしたいという部分、共感していただけてとても嬉しいです。言葉にしきれない感情や理由のつかない選択こそが、人間らしさなのかもしれませんね。
結末についても褒めていただけ、安心しました。その後を想像していただけることも含め、この作品の一部だと思っております。
素敵なレビューもありがとうございました……!
編集済
鋏池穏美さん、ご無沙汰しておりました。
錚々たるメンバーがコメントとレビューを残していたので、飛びついて読んでしまいました。読解力に乏しいわたくしなどでは、細かいところまでは追いきれなかったのですが、AI化した春香のどこかに、颯太のことを尊重したいという気持ちが残っていて、自分の気持ちに反しても別れを告げたのかなあ、って思いました。全然違うかも知れないけれど。
最後に夢を見ていた人物は、颯太なのか、後の研究者なのか分かりませんが、そう言った分からなさや、感情表現がちぐはぐなところが、まさに生身の人間なのだろうと思いました。
良い作品を拝読いたしました。
お星様も入れておきますね。
作者からの返信
小田島匠さま、コメントありがとうございます。
正解のないであろう物語、様々と考えを巡らせていただけたこと、感謝しかありません。
ディストピアなのかユートピアなのか、人によって捉え方は変わるでしょうし、ですが多少不便でも自分で考える余地はあってほしいですよね。
編集済
恋愛⁈
なんて疑いながら読み始め、ああ血の繋がりのない兄妹のラブストーリーか。家族でも血縁じゃなければいいじゃん。鋏池さんはホントの兄妹でもやっちゃうでしょ(笑)なんて考えてたら、SFだった!
自分で考えなくていい時代って、もう到来してる。考える前に検索してるから。
チップを埋めて、人間がAIみたいになる時代ってホントにやって来るかも知れないですね。
面白かったです♪
明日発売されるのって何ですか?書いますよ!
作者からの返信
七月七日さま、コメントありがとうございます。
さすがに私でも、本当の兄妹は……。
(書いた覚えがありますね 笑)
人間を人間たらしめるのはなんなのか。そういったものが大切にされる世界で生きたいですよね……!
4月28日に発売されるのは「禍系図」です。
5万字ほど加筆したのでぜひ……!
せ、切ないです……。
序盤を読み始めた時は、「兄を翻弄する義妹ラブコメ」が始まって、一体どんな心境の変化が、とか思いましたが、やっぱりただでは終わらないのがツカイケさんですね(笑)。
明日の発売を前にして、急にラブコメが書きたくなったのかとも思いつつ、いや、この後でもしや誰かが食われてしまうのだろうかとかも想像してたのですが、まさかSF的な切なさに襲われるとは。
胸がちくちく来る切ないラストで、すごい余韻を味わえました。
作者からの返信
黒澤 主計さま、コメントありがとうございます。
会話だけで書いてみたかったんですよね。(最後は地の文書いてしまいましたが……)
地の文がないことで読者様に判断を委ね、想像してもらう。そんな作品が書けていたとしたら幸いです。
いつか会話だけの長編にも挑戦してみたいですが、技術がまだ……:(っ`ω´c):グヌヌ
素敵なレビューもありがとうございました……!
への応援コメント
はじめまして!
近未来的世界は珍しいですね✨
やっぱりデータになっても、感情は残るんですね…
なんか暖かい気分になりました。