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    読んでみました。
    短いけど、かなり刺さる一話でした。
    「蝶に成りそこねた蛾の蛹」という比喩が本当に上手い。
    周りがどんどん羽化して綺麗な蝶になっていく中で、自分だけがいつまでも蛹のままで、中身は空っぽで、外側だけ嘘で固めている——という感覚、めちゃくちゃリアルで痛い。
    特に「逃げ続けた先には、嘘で塗り固められた外側と、からっぽの生涯が出来上がる」という一文が好きです。
    大人になるって、結局「羽化」みたいなものなのに、自分はそれに失敗したまま取り残されている感じ。焦燥感と諦めと、ちょっとした自己嫌悪が混ざったような空気がすごくよく出てて、短い文章なのに読後感が重い。
    「異物として生きていく希望はあるのだろうか」という最後の問いかけが、ただの修辞じゃなくて本当に投げかけられてる感じがして、胸に残ります。
    まだ1話だけだけど、この「人間もどき」感をこれからどう描いていくのか、すごく気になります。
    暗いけど、こういう内面的な苦しみを真正面から書くのって、実はなかなか勇気がいると思うので、作者さん頑張ってほしい。
    もし続きが出たらまた読みたいです。

    偽善者