第4話 康は多けれど塵事 然りへの応援コメント
今回は、雪芬と玲玉がいったん距離を置いたからこそ、互いが互いに与えていたものがよく見える回でした。特に雪芬の「人を助けるのが好きになったよ」という言葉がとても良くて、これまでの事件が彼女自身を少しずつ変えているのが伝わってきます。
そして暁麗の、名も知らぬ宦官を長い年月待ち続けている話には、静かな切なさがありました。最後、雪芬の前向きさに自分の理想を見た玲玉が、重圧を抱えすぎた侍女と同じように「ケプ」となる締めも、この話らしい可笑しさと苦さが同居していて好きです。
第3話 拉致はこれを以て終えるへの応援コメント
今回は雪芬と玲玉の信頼関係がぐっと深まった回でしたね。潜入前、互いに怖さを抱えながら手を握り合う場面がとても良くて、「二人だから踏み込める」という関係がはっきり形になったように思います。
そして姚 冠忠が実は三人ではなく「三首人」だったという種明かしも鮮やかでしたが、最後に本人の紫金紅葫蘆で冠忠を吸い込む決着が実に痛快です。極限まで消耗しながら雪芬を先に逃がした玲玉の責任感も格好よく、最後の「絶対キノコ炒め作ってやる……」には思わず笑いました(笑)。
第2話 匹夫、怪異を為すへの応援コメント
雪芬と玲玉、前回の「仮面」が剥がれた直後からもう遠慮のない掛け合いになっていて、この二人の食事風景がとても楽しいです(笑)。その一方で、目の前で起きた誘拐を見過ごせず、雪芬が危険を承知で「退治するしかないだろ!!」と言い切るところには、彼女の情の厚さがよく出ていました。
そして犯人側にも事情と生活感が描かれ、「紫金紅葫蘆を持つ悪党」だけでは終わらないのが印象的です。最後に出てきた謎の依頼人「ヌシ」と人相書きによって、単なる誘拐事件よりずっと大きな話へ繋がってきましたね。
第1話 云う、香を以て康を補う、と。への応援コメント
雪芬の快活で庶民的な人柄と、玲玉の「完璧な仙女」らしい佇まいが並んだ時点で面白いのですが、最後に二人揃って猫を被っていたことが露呈する流れがとても好きです(笑)。
とりわけ、伝説級の香炉で姫沈陽の目を治すという神秘的な展開から、巨大な亀、そして「ぬか漬け具合の味見~」へ着地する振れ幅が楽しいですね。
「うるせぇよ仮面優等生」で一気に二人の距離が縮まった感じがあり、ここからこの凸凹コンビが始まるのだな、と気持ちよく読める第一話でした。
第12話 そして全て、『庸』へ至る。への応援コメント
雪芬と玲玉の掛け合いが軽快で、仙人や妖怪が出てくる世界観なのに、食事や仕事の描写が身近で読みやすかったです。
特に、正反対に見える二人が少しずつ互いの弱さを支える相棒になっていく流れが良かったです。
昭林の過去はかなり重かったですが、ただ悪人として終わらせず、友珪との再会によって二十年間止まっていた心がようやく動き出すのが印象に残りました。
最後にまた食事をしながら次の仕事へ進んでいく締め方も、この作品らしい温かさがあって好きでした。
第12話 そして全て、『庸』へ至る。への応援コメント
雪芬と玲玉の空気感がいいですね。本格中華ファンタジーという感じで、重厚感のあるつくりを感じて面白かったです。
昭林含めキャラも奥深くて魅力的でした。