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  • 〜 たまさかな薄紅 〜への応援コメント

     とてもやわらかくて、静かな余韻のある詩ですね。
     《たまさか》という言葉を初めて知りました。“めったにない偶然”とか“ふとしためぐりあわせ”のような意味を持つ、少し古風でやわらかい言葉ですよね。普段あまり使わないからこそ、どこか時間がゆっくり流れるような響きがあります。
     そして印象的なのは、大きな出来事ではなく、花びらがふと止まるという“たまさかな瞬間”に心が動くところです。その小さな偶然をちゃんと受け取って、「心が踊りだす」と表現しているのが、とても繊細で素直だと思いました。
     「薄紅が いまのわたしを 見上げていて」という視点の反転もすごくいいですね。本来こちらが見るはずの花びらに“見上げられている”感覚が、不思議なつながりや、少し照れくさいような感情・くすぐったいにつながっていて、読んでいる側も、その場にいるかのような感覚やイメージを抱きました。
     再び花びらが舞い上がり、今度は「わたしが見上げる側」になる流れ。
     視点が巡っていくことで、「自分もまた春の一部になっていくのかもしれない」という広がりが生まれていて、とても自然で美しい終わり方です。
     誰かが春を感じるという想像も、余韻が心地いいですね。

    作者からの返信

    読んでくださって、コメントをいただきありがとうございます。
    タイトルには最後まで頭を捻らせていたので、《たまさか》を拾っていただけて嬉しかったです。
    こういう古風な言葉を日常でも使えたらいいなと思いつつ、なかなか難しいですよね。

    風に運ばれてきた花びらの動きを表現したくて、見上げさせたり、こちらから見上げたりと、少し視点を揺らしてみました。
    その変化を《春の広がり》として感じ取っていただけたことが、とても嬉しかったです。

    花びらが目の前に止まったときの気持ちも、
    嬉しさなのか、わくわくなのか、
    「言葉にしたいような」「言葉にできないような」…
    そんな心もようを、そのまま置いてみました。

    つくしや、風に舞う花びらのように、これからも《たまさかな出会い》を「ふっ」と受け取れたらいいなと思います。
    やさしく読んでいただき、本当にありがとうございました。