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  • ~参幕~への応援コメント

    歴史好きの大正ロマン大好き人間から一言です。

    ヒロインの黎華。彼女のキャラ立てが素晴らしい。単に守られるだけのヒロインじゃないんですね…!

    最初に誠の顔面に正拳突きを食らわせる。掴みとして完璧です。

    彼女は武家の娘としての身体能力と、西洋哲学を学ぶ知性を併せ持っている。つまり、『古い価値観の強さ』を持ちながら『新しい価値観の武器』を求めているハイブリッドな存在として描かれていますね。

    対する誠。彼もまた『日雇い労働をしながら医学を学ぶ』という、当時の立身出世物語の象徴のようなキャラクターです。

    でも、彼が黎華の傷を縛るのに使ったのが『親友の形見のボロ手拭い』。ここがね、最高にエモい(笑)。

    普通なら、もっと綺麗な布を使わせたくなるけど、あえてボロを使わせることで、彼の『貧しさ』と『義理難さ』、そして『自分たちが持っている唯一の財産は、金ではなく情だ』というテーマを視覚的に表現しているわけですな。

    そして、このラストシーン。
    叔父の健之助が、単なる頑固親父じゃなかった。ここがこの物語の一つの要因ですね。

    軍人の家系でありながら、学問を愛した兄の意志を尊重して、軍の権力に逆らう。これ、下手をすれば桐生家そのものが潰れかねない大バクチなわけですよ。

    でも、彼はそれを選んだ。これは単なる姪への愛じゃない。

    『個人の自由が、国家や権力に踏みにじられることへの抵抗』という、まさに大正デモクラシーの精神をキャラクターに語らせているんです。

    誠も誠で、すぐに追いかけるんじゃなくて『ドイツ留学』という、さらに険しい道を選ぶ。

    『彼女を守るためには、圧倒的な実力を手に入れるしかない』という、極めて現実的な解決策を提示している。

    いやぁ、この『ハイカラさんと貧乏書生』というクラシックな枠組みを使いながら、中身はゴリゴリの自己実現の物語になっている。

    IQの高いロマンチックですね。お見事!

    ぜーんぜん一言に収まらなかったです(笑)

    それほどクラシックで面白くて!勝手に続きを考えたくなって!

    もし再会の際は言葉はいらなくて「手拭いを見せるだけ」ってのもいいなぁって!

    めちゃくちゃかっこいい文で見てて楽しかったです!

    これからも頑張ってください!