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第5話 月鈴子の宴への応援コメント
作者さんの美的センスの光る作品だと感じました。
風景が目の前に浮かんでくるような言葉選びであったり、情景や心情の描写が淡々とした工程に置き換えられていく移り変わりであったり、非常に興味深く拝読させて頂きました。
比較的固めな言葉も使われているのに、それが作品の趣みたいなものを邪魔していない点が特にすごかったです。それだけ「好きなもの」であったり、言葉自体に対する身体感覚を明確に持っている作者さんなんだと感じました。それはなかなか真似できない作家性のように思います。
純文学寄りの作品だと思うのですが、「こういう作品にしたい」ありきで、それになぞらえた展開になりすぎているような点が個人的には気になりました。これだけ繊細な感覚を持った登場人物がいて、「必要以上に語りすぎない美しさ」が散りばめられた作品なのであれば、話の落としどころはもう少しキャラクター自身の解釈に委ねてみたほうが読後感もいいようにも思います。
(完全に個人的な好みの話です。もしお気を悪くさせてしまったらすみません。。)
素敵な作品でした。これからも執筆活動応援しております。
作者からの返信
色彩を読んでいただき、ありがとうございます。
好ましい部分だけでなく、気になった点も言葉にしていただけるのは、とても貴重でありがたいことだと感じています。
展開や話の落しどころについてのご指摘については、私も悩みながら探っている部分でした。
「匂わせる程度でキャラクターに解釈を任せた方が良いんじゃないか?」「いやいや、キャラクターに解釈させるより、はっきり書いてしまった方が読者さんに分かりやすいのでは?」などなど、めっちゃ悩んで書いた後、まだ悩んでいましたので、ご指摘が本当に嬉しいです。
なので、気にしないでくださいね!
頂いた視点を大切にしながら、今後の作品にも活かしていきたいと思います。本当に、ありがとうございました!
第2話 桜梅桃李への応援コメント
この色彩の表現。感覚はすごいですね。
違って良い。違って当たり前。
そこから焼き上がった作品は、さぞ美しいだろうと、想像してしまいました。
作者からの返信
ありがとうございます。
お話の中では桜の花と陶器の事に焦点を当てていました。
ですが、実は陶器だけじゃなくて、なんにでも言える事なのだと思っています。人も、動植物も。機械で作った製品だって、細部を見ればちょっと違う。
なのに、いつの間にか同じで当たり前だと思ってしまっています。
違っていることを忘れてしまうのは、物事の基準や、規格を明確に定めてしまったからかもしれないなと、私個人の考えではありますが。
一つ一つが違う作品を見て、「これが一番綺麗」「これが好き」と思えるものに出会えるのは、特別に素晴らしいのかもしれません。
最終話 金紡ぎの夜への応援コメント
季節ごとの作品を、ずらりと並べて鑑賞したいです。
金継ぎって、傷をも模様としてしまう、素敵な技法。兄弟子さんを失った心の傷も瘉えればいいですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
少女の感性で作り上げられた季節ごとの作品は、並べたらきっと素敵でしょうね。
作中にも少し触れたように、彼女は見習い陶工。これからの成長も楽しみですよね。
金継ぎは修復技法のひとつですが、傷を隠さず敢えて魅せることで器の辿ってきた歴史を表現します。
傷を隠さず、辿ってきた物事をまるごと受け止める。
どこか、身体や心の回復過程にも通じるものがありますね。
壊れた器が完全に元に戻らないように、身体や心の傷、失ったものは決して元通りにはなりません。
しかし、元に戻らないからこそ新しい形や価値が生まれ、新たな意味が宿ることもあります。
少女にとって兄弟子の存在は、大きな傷として残っていますが、時間の経過と共に、その傷が癒され、別の形へと変わっていけば良いなと思っています。
重ね重ねになりますが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。