編集済
第10話 平行——パラリロスへの応援コメント
(追記したい事があり編集しました)
身分違いの愛ではあったかもしれないけど、それが形として残る物語であったかもしれないし、綺麗な石畳が生まれた背景にはこんな物語があったのだと後世の人が語るような物語にも取れました。
身分という大きな断絶が二人の間あっても、二人が遠くから想い合う事によって、石畳という大きな形が残ったのも印象に残りましたし、見えぬ愛が街の文化を変えたっていうのも凄かったし、二人以外には、石畳は「滑らなくていいね」程度なのも、きゅんとします。
ヤニスが、うたを詠う女性を、戦で亡くならない、永遠に失われぬものとして刻みたかった心情を思うと、最後の会話は、お互い万感の想いが入っていたのかと感じました。
石畳に染み込む雫が、二回出てくるのも良かった…色々な感情を吸って誕生したみたいで。
作者からの返信
通してお読みくださり、またご感想もいただきましてありがとうございました。
このお話のコンセプトは、タグにあるとおり「大人の恋愛」「プラトニック」「自立」でした。このうち「自立」は、宝山めめさんが触れていらっしゃるように、社会の中で立つ姿として描いています。
当初は工廠ギルドに属していたヤニスが、エレフテリアに見出された自身の技法を信じ、街へと根気よく広げていく姿。
ずっと言われるがままに家で帝王学を押し込まれていたエレフテリアが、父親の死による身分継承を経てその意志を受け継ぎ、ヤニスの立ち位置も作り出す姿。
いずれも互いにもたれ掛かった気持ちでは完遂できなかったものでしょう。社会的にも、精神的にも「自立」したからこその、最後の言葉でもありました。そこを汲んでくださり、作者として嬉しい限りです。
どうもありがとうございました。
第10話 平行——パラリロスへの応援コメント
素晴らしい作品でした。
何気なく石畳を整備するような目立たないモブになりたいと考えてのコメントだったのですが、やはり、誰にでも物語はあるのだと気付かされました。
平行であっても並行できるなら、2人は幸せかもしれませんね。
ありがとうございます。
完結、お疲れ様でした。
作者からの返信
通してお読みくださり、ご感想もいただきましてありがとうございました。
いただいたお題である「石畳」「自立」「異世界ファンタジー」。いずれも盛り込みました。モブらしい雰囲気の主人公にもしてみました。それでも主人公ですから、成し遂げる何かがありました。そこをお楽しみいただけたのであればよかったです。
ヤニスもエレフテリアも、この最後の場面ではきっと幸せです。その後のことはご想像にお任せするところですが、自立している彼らはきっと、流されるだけの恋愛に溺れたりはしないのでしょうね。
この度はお題をいただけたことで、こうした物語を書く機会を得られました。改めて感謝申し上げます、ありがとうございました。
第10話 平行——パラリロスへの応援コメント
ちょっとどう言葉にしていいか分からないですが……。
エリが屋敷を出て、二つの物語を確かめながら歩く様子、子どもや馬車、冒険者などの描写、一つ一つが今までの話と相まって胸を掴みました。
最後のヤニスの文様、振り返った先のエリの文様で、涙が溢れました。
ヤニスが去ろうとした時のエリの「待って」は、私の中の「待って」でもありました。
今少し彼らの関係が続いてくれたことに、心から安堵しました。
本当に良かったと。
話のすべてを理解できたとは言えませんが、それでも心を震わされる、とても素敵な作品でした。
私の小さなリクエストから、このような物語を紡いでくれて、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
作者からの返信
通してお読みくださり、ご感想もありがとうございました。
最初にプラトニックな大人の恋愛、と言われたときに「プラトニックって何だろう?」とかなり悩んだのです。身体接触がないこと? 付き合うという宣言がないこと? 学生で言えば「友達以上恋人未満」というもの?
その中で出した答えが、強く惹かれ合い、でも互いの立場も尊重して、壊さない位置で想いを確かめ合うというものです。ヤニスもエレフテリアも踏み込もうと思えば踏み込めたのです。しかしそうしなかった。身体だけでなく精神も距離を置く関係。これが大人のプラトニックなのだろうと。
そしてそこをどう盛り上げるのか。結果、こんな形になりました。こうしてテーマとして中央に置いたのが八坂さんのリクエストでした。
突然のフリにお題をいただき、こうした機会を得られたことに感謝しております。改めまして、ありがとうございました。
第9話 刻まれた石畳への応援コメント
「領主様の命だ」に込められた想いが、本当に切なすぎます。
一途に想いを込めて彫り続けるヤニスに与えられる称賛も、彼が本当に欲しいものではなく……。
作り上げたヤニスは、これからどうするんでしょうか。
せめてなにか小さな幸せが彼に訪れますように。
作者からの返信
ヤニスに見えているものは何でしょう。
人が動く時は、求めているものが何かあるのです。
第9話 刻まれた石畳への応援コメント
その石畳と彫刻は、街の誇りになったのですね。
どのような結末を迎えるのか。
見守りたいです。
作者からの返信
ようやくオーダーいただいた石畳でした。
石畳はまだ敷設されていきます。
第7話 エレフテリア・デメトリオス=アクロフォリアへの応援コメント
はぁぁ、朝から読む話ではなかったですね、これ💦
なんて重たい。
エリが……そうですか。
手に入らないと分かっていながらも、求めていたものが、ヤニスの内から生まれる自由な世界ということでしょうか?
今、彼のところに行けば、物語という形で分け与えた、一本の鎖が彼女を繋ぎ止めてくれるのかもしれない。
そんな気がしました。
作者からの返信
朝からすみませんでした。
少し分かり辛いですが、ここでエリの父親が戦死して家督相続しています。他国との関係は物語には関わりませんが、国はその死を賛美しアクロフォリア伯爵家を存続させることで士気高揚を図っています。
ふたりで見出した自由の象徴が、石に刻んだ物語ということですね。
しかし彼女は……
第7話 エレフテリア・デメトリオス=アクロフォリアへの応援コメント
大きな運命を背負っていますね。
それでもお互いに、求めてるのですね
作者からの返信
突然に背負わされたことが彼女の運命を大きく動かします。
それでも想いは残ります。
編集済
第6話 そこにない詩への応援コメント
今まで物語を通じて、エリの好意というか、愛情のようなものを受け取り続けてきたヤニスが、受け取れない期間を経験して、初めて「与えたい」と思った瞬間のように思えました。
なんか、こう、話が進むにつれて次第に胸が締め付けられるような感覚になるというか。特に今回エリがいないからそう思うのかもしれませんが。
ヤニスが何を彫って伝えるのか、とても気になって仕方がありません。
作者からの返信
仰るとおりヤニスの自覚ですね。その自覚がどこに向かうのかは、ぜひ続きでご確認ください。
このお話でヤニスの情の強さを汲んでいただけるのは、きっとこのお話の前までにふたりが積み重ねたものが見えているからだと思います。
第6話 そこにない詩への応援コメント
こんな風に誰かを思う気持ちを持ちたいですね。
私の文章もぴかりと光るかもしれない。
作者からの返信
世には「推し活」というものもございまして。
きっと胃痛さんの文章も光ることができます。
第3話 蝶と絨毯への応援コメント
初めてお金が出てきましたね。
なんか前話まではエリの「作品が好き」だったのが、この話で「好きだから支える」に変わったような気がしました。
正直私には話が難しいです💦
でも、それを何度も読んで、読み解こうとするのが楽しいと思える話には、なかなか出会えないので、ここからどう展開するか、とても気になります。
作者からの返信
エリとヤニスは徐々に打ち解けているわけですが、明確には書いていませんから、行動で読み取っていただくことになります。今回で言えば、偶然に顔が間近になって、互いに重なり合って見つめ合う瞬間があったわけです。
このお話は第三者視点純文学風味ですから、答えは読む方の経験にしかありません。1000字で収めるために意識して言葉の密度も上げていますからラノベと比べると難解でしょう。でも世の文学に比べれば単調なつもりです。(そしてその文学をあまり知らない私がいます(笑)
第2話 石の叙事詩への応援コメント
エリの無茶振りが楽しい!
石板並べて本とか、『本好きの下剋上』を思い出しました。
一つ一つの文字が生き生きと輝いてるような気がします。
無駄な言葉がないというか。
すべてが何かしらの役割を持って、そこにあるような。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
書いてから同じパターンになっていると思いましたが、偏屈者を誘導するにはこのくらいの温度感で良いのかなと思い直しました(笑
いつも指摘していますから、「言ってるのにやってるよ」と思われないよう、気を配って書いています。無駄の無さとは、言葉の密度でもありますので、含意を単語そのものだけで終わらせないよう気を配っていますね。
第10話 平行——パラリロスへの応援コメント
読了した後に作品タイトルをしばらく見つめていました。
パラリロス―平行、どこまでも続く真っ直ぐな線は決して交わることはない。どれだけ近くても、隣を歩いていても、重なり合うことはない。読み終わってからこそ分かる、ヤニスとエリの切ない意匠を含んでいましたね。
二人が惹かれあっているのに手を伸ばせないのが、読者としての平行も謳っているようで酷くもどかしかったです。
それでも、同じ方向へは歩いて行ける。互いの想いであったり、景色が変わらない限り、彼らを見守る私に、白く澄んだ石柱のように屹立とした大人の愛の形を教えてくれる。
二人に芽生えた愛情は、淡くて柔らかい蛍の光のように長く長く、石畳に掘った模様が何千年と残り続けるように、形を変え色を変えて、未来の人々が語り継いでいくのでしょう。
時代にそぐわなかった石工の落書きが、鉄格子の中に閉じ込められた女性の心に花を添えた軌跡に、切なくも温かく胸が締め付けられます。
最後に流した雫へ、私も、二人のパラリロスが続いて行くことを祈らせてほしい。
私が抱いたこの気持ちも、ヤニスの「物語は、残る」という言葉に、何かを残したい人間の本能に触れた情動からですかね。
きっと二人も、互いを想い、祈っていたでしょうから。
とても心に残る短編でした。こりゃ死ぬまで残る。ペンテリコン大理石に刻んだ物語なら二千年は保つでしょう。
硬質な叙事詩......。え? この場合は抒情詩だろって?
彼女にとって彼は英雄でしょう。それが分かるのは、ずっと先の──それこそ二千年後かもしれませんけどね。君が代。
作者からの返信
通してお読みくださり、ご感想もいただきありがとうございました。
キャッチコピーに掲げた、つかず離れず並ぶもの。ヤニスとエレフテリアの距離と想いを中心に掲げたこのお話の核を愛でていただけたようで嬉しいです。
例えば家族になったとき。友達になったとき。隣人になったとき。ここで良いかと座りの良いところで関係性を続けていくと思うのです。ヤニスとエレフテリアの立ち位置も、座りが良い場所ではないかもしれませんが、彼らが選んだ場所でした。
この立ち位置、この場所こそが彼らの誇り高さと思っています。だからこそ残ったものに価値を感じられるのでしょう。
歴史の遺物に感じ入るのも、こうして重ねるものがあるからでしょうね。