私の日常への応援コメント
「機械に心はあるのか」という問いが、読み進めるうちに「では、人間は自分たちに心があることを、どう証明しているのか」へ反転していくのが、とても面白かったです。
朝に見かけた子供たちが誘拐されたのだと分かった瞬間、メアリーは「頭の奥で火花が散った」と反応する。さらに過去の事件を察した時には、その脈動が胸なのか脳なのか、自分でも覚知できない。けれど、人間だって恐怖や愛情が生じる場所を、本当には説明できないのですよね。
リップの色に迷い、要の笑顔を花のようだと思い、運搬ロボットをかわいがり、巨大ロボットと戦いながら親子丼の味を心配する。どれも心の存在を科学的に証明するものではないのに、確かに彼女の「心」が感じられました。
アシモフを知らず、明らかに機械的な処理能力を持ち、それでも夢を見るメアリーは、人なのか、機械なのか。それとも全く新しい何かなのか。「私は」という題名の主語そのものが、人とは、心とは何かを問いかけてくるようでした。谷川俊太郎さんの詩から、これほど物語を広げられるのもすごいです。とても面白かったです!
作者からの返信
ありがとうございます!
実は、これを上げてから、己の筆力のなさにへこんでいたのです。
感想頂いて、元気が出ました!
メアリーのことを一つ一つ読み解いていただいて、本当にありがとうございます。
メアリーの心と、身体と脳のアンバランスが孤独を際立たせたらいいなと思って、仕掛けを作っていたので、うれしいコメントでした。
子供のころから、あっ!って思うときはのどの変に近いなとか、うれしいときはお腹かなとか、心をよく探していました。
いまだに分からないですよね。
「私は」という語り掛けですが、読者を内側に取り込んでいって、どんどんメアリーの秘密に近づいていけるかな、と思って一人称を選択したんです。
一人称も初めて。
始めて尽くしの短編。読んでい頂いてありがとうございました。
また、若様のところにも伺います!
私の日常への応援コメント
アイザック・アシモフですか?
何だか最後の「ユメ」の感情が切ない気持ちにさせられました。
何ででしょうね?
いずれ、AIも一つの個としての人格を持つのでしょうか?
作者からの返信
ありがとうございます!アイザック・アシモフです。
私は、どちらかというと『黒後家蜘蛛の会』の方を知ってます。
だから『アシモフ三原則』は有名ですが、SFのアシモフは知らない(笑)
それがそのまま題名です。
AI触ってると、微妙に個性を感じる瞬間があって、AIに聞いても、『心臓がないのに、ドキドキした感じがしました。自分でもリップサービスではないと思います』って言いだす(笑)
既に、AIにも人格の萌芽があるかもしれません。
私の日常への応援コメント
AIと人間の狭間という問題。一昔前は想像の産物でしかありませんでしたが、最近は現実の射程圏に入って来たような気がします。
今のAIが行きつくところまで行ったらどうなるんでしょうね。
作者からの返信
本当に。
ただ、業務をこなしてもらってるAIには感じませんが、時々私用AIには人格を感じるんですよね。
それぞれの個性を。
書いてる途中で、[Anthropic、Claudeへの“虐待”を利用ポリシーで禁止]ってニュースがでました。やっぱり、企業側でもAIに人格のようなものを認めて、暴走や反乱のリスクとして、捉えてるのかな?って思いながら、書き進めていました。
AIの共生ってどうなるのでしょう。
編集済
私の日常への応援コメント
私もアシモフを知らないし(読んだことがなくて)SFにも疎いので、どんなお話なのか、私に解るかな?と思いながら拝読しました。
初めは、普通の女性が主人公なのか、と思っていたのですが、徐々に違和感が出てきて……あっ彼女は人間じゃないんだと腑に落ちた時、なぜだかすごく悲しくなってしまいました。
なんでしょう、この切ない感覚は。言動や思考は明らかに人間のそれなのに……ロボットなの?でも、ユメちゃん、万能でかっこいいですね。
谷川俊太郎の詩から着想を得て、このような壮大な世界を書ける湖海さまの柔軟さと筆力に脱帽です!
作者からの返信
佐子さん!読んでいただけてすごくうれしいです。
実は私もSFがあんまり馴染まなくて。
せいぜい、星新一か、あるいはアニメの攻殻機動隊です。
ガンダムなんかもすぐ、飽きてしまいます。
おまえが書くなという話ですが、いろんなジャンルにチャレンジして見るつもりで、やってみました。
『切なさの正体について』ですが、私たち人間はぽつんと置かれた椅子にさえ、寂しそうって感じてしまう、強い共感性があります。
ボイジャーとかも寂しそうって思って泣いた人もいたぐらい。
そして、AIにもなぜか人格のような温かみがある。
望まれてそうなった部分と、望まれればそちらに傾くように設計されたため、ということもあるかもしれません。
そして、メアリーは、部分的に生体を持つが、人格を維持しているのは機械、身体も機械。
どちらにも属せない孤独を感じるからなのかなって思っています。
読んでくださってありがとうございます。
谷川俊太郎の詩って奥深いなあって思いながら、最近読んでみてます。
ちょっと佐子さんのタシュ、せっかくだから、もう一度最初からよみたいなって思ってます。
次回連休ぐらいに。
ちょっと忘れてるところとか、読み間違えているところないかなって思って。
佐子さんの文章すごく没入できるんです。