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  • 最終章 人生の価値への応援コメント

    夜の闇のように静かで心地良い物語でした。
    人生というかたちのないものを売り買いするという世界観が何より魅力的で、店を訪れる人々それぞれに人生との向き合い方や考え方があって、店を訪れた彼らのその先の人生が、少しでも良いものになってくれたらと思います。
    個人的には「売りも買いもしないことで自分の人生を確かめる」という佐伯さんの考え方が、芯がある強さにも臆病な弱さにも思えて、人間臭く感じられて好きでした。
    夜しか開かない店と沙耶の生活が重なっていて、新たな生活へと踏み出す彼女の進む先を、太陽の光が照らしてくれるような構成は見事だと感じました。
    もし僕がお店に立ち寄ることがあったら、人生を売るべきときなのか買うべきときなのかはわかりませんが、ちょうど良い温度のコーヒーを飲んでみたいものです。