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  • kouさん

    いずれは離れなくてはいけない姉弟の距離感が切ないお話でした。

    描写がとても細やか。人物から家屋まで精緻に描写され、まるでそこにいるかのような感覚を覚えました。また、耳かきはというと驚くほどに細やか。

    耳かきができる関係というのがいいですね。仲の悪い姉弟ならやらないでしょうし、良いからできる。でも、大人になっていくにつれて、そこまで密接な距離感は敬遠されますよね。「特等席」での距離感をかみしめる弥生の心情がとても切なく感じました。

    作者からの返信

     馬村 ありん様

     この度は企画を計画して頂き、ありがとうございます。
     「そば」の解釈を傍として、傍に居られるけど、ずっと傍に居られない。という解釈で、姉と弟の話に当てはめてみました。
     スキンシップとして、耳かきを作品の中心とするとして、心の交流を描くことを意識しました。
     人物や古い日本家屋の情景、そして本作の肝でもある「耳かき」の描写について、「まるでそこにいるかのような感覚」「リアルさを感じる」とのお言葉をいただき、作者としてこれほど嬉しいことはございません。特に「竹が薄皮を擦過する微細な振動」といった表現まで丁寧に拾い上げてくださり、本当にありがとうございます。
     馬村さんがレビューに書いてくださった通り、姉弟だからこそ許される無防備な距離感や「特等席」も、大人になるにつれていつか形を変え、失われていくものです。
     だからこそ、今この瞬間だけは彼を独占したいという弥生の切ない心情や、「今はそばにいたい」という本作のテーマをあそこまで深く読み取っていただき、大変感激しております。
     頂いたお言葉の一つ一つが、これからの執筆活動の何よりの励みとなります。
     改めまして、お時間を割いて素晴らしいご感想・レビューを届けてくださり、重ねて御礼申し上げます。
     本当にありがとうございました!