2026年3月24日 21:15 編集済
自分の名前を忘れた女 The Woman Who Forgot Her Nameへの応援コメント
名前こそただの記号で、実体は今ここにあるのだからそれでいいのでは? と思ったのですが。もちろん実体は色んな役割を果たしているけど、その中心にある自分そのものは、名前によって規定されるものではなく、1人になるとか、現実を離れるという方法でしか取り戻せないのでは?
作者からの返信
とても本質的なところを読んでくださって、ありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。名前はただの記号で、自分そのものは名前によって規定されない。Eleanorが「Eleanor」と言えなくなったとき、失われていたのは名前ではなく、名前を呼ぼうとする前の、あの一瞬の静けさだったのかもしれません。「1人になる」「現実を離れる」という方法でしか取り戻せない、という感覚もすごくよく分かります。この物語でEleanorが図書館へ向かったのも、バルコニーで目を閉じたのも、結局はその「離れる時間」を自分に許した瞬間でした。名前はきっかけに過ぎない。でも、長い間誰も——自分自身さえも——その記号を使わなくなったとき、その記号が指し示していたはずの何かも、少しずつ呼ばれなくなっていく。そういう静かな喪失を書きたかったので、こんなふうに深く読んでいただけて、書いてよかったと思いました。
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自分の名前を忘れた女 The Woman Who Forgot Her Nameへの応援コメント
名前こそただの記号で、実体は今ここにあるのだからそれでいいのでは? と思ったのですが。
もちろん実体は色んな役割を果たしているけど、その中心にある自分そのものは、名前によって規定されるものではなく、1人になるとか、現実を離れるという方法でしか取り戻せないのでは?
作者からの返信
とても本質的なところを読んでくださって、ありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。名前はただの記号で、自分そのものは名前によって規定されない。Eleanorが「Eleanor」と言えなくなったとき、失われていたのは名前ではなく、名前を呼ぼうとする前の、あの一瞬の静けさだったのかもしれません。
「1人になる」「現実を離れる」という方法でしか取り戻せない、という感覚もすごくよく分かります。この物語でEleanorが図書館へ向かったのも、バルコニーで目を閉じたのも、結局はその「離れる時間」を自分に許した瞬間でした。
名前はきっかけに過ぎない。でも、長い間誰も——自分自身さえも——その記号を使わなくなったとき、その記号が指し示していたはずの何かも、少しずつ呼ばれなくなっていく。
そういう静かな喪失を書きたかったので、こんなふうに深く読んでいただけて、書いてよかったと思いました。