ドラクエときメモ物語

サンダー

序章 

?「魔王様アリアハンでなにやら不穏な動きがあります」

魔王「どういう事だ?」

?「詳しい事はわかりませんが、魔王様にとってよくない事が起こりそうな予感が」

魔王「それはありえん。あの男は既に始末した。それにきゃつには子供がおらん。今のわしに脅威なぞ起こるはずもない。そなたの思い過ごしだ」

?「そうだとよろしいのですが」

魔王「それより今は例の計画を進めるように伝えるのだ」

?「かしこまりました」

魔王はそういうと闇に消えた。

それから10年の月日が流れた


第1章 第1話 旅立ちの時


少女「たぁ~」

女戦士「まだまだあま~い」


ここはアリアハン大陸にあるアリアハン城

その場内の中で1人の女戦士と少女が稽古をつけていた。


少女「はぁ、はぁ」

女戦士「どうしたそんな力ではいつまで経っても旅には出れないぞ」

少女「私は負けない。もう一度お願いします」

女戦士「よし、いくぞ~」

2人はそういうと再び稽古を始めた。

それから2時間が経った。

女戦士「今日の稽古はこれまでだ。昼からの講習にはしっかりと参加するように」

少女「わかりました。稽古ありがとうございました」

女戦士「後しっかりと体を休めるように」

少女は女戦士に頭を下げると城を出た。

そして少女は自宅に帰ってきた。

少女「ただいま~」

家の中から現れたのは、年配の女性だった。 

年配の女性「おかえりなさい。もうお昼御飯できてるわ。着替えたら早く降りてきて」

年配の女性がそういうと少女は2階に上がり着替えた。

そして1階に降りてくるとテーブルにある料理に手をつけた。

年配女性「早いものね詩織。貴方がこの家にきてからもう1年が経つのね」

詩織を返事した。

詩織「ええ、あの時お母さん、ううんマルシェアさんが私を助けてくれなかったら今頃はどうなっていたか。感謝しかないです」

マルシェア「その事なら気にしないでって言ったでしょう」

詩織「ええ分かってます。でも本当にありがとう」

マルシェア「でもそんな貴方もいつかは旅に出るんでしょう」

詩織「はい、1日も早く強くなって旅に出てそして何故私がこの世界に突然飛ばされたのかその原因を知りたいの」

マルシェア「私としては寂しいけどそれが貴方の運命だもんね。私は応援しているわ。そういえばもう少ししたら講義の時間ね。きちんと準備していくのよ」

マルシェアがそういうと詩織は食事を済ませ2階に上がり支度を整えた。

それから更に半年の月日が流れた。


詩織「えぇい~」

女戦士「クッ!それ~」

詩織「ハァ~」

詩織は女戦士の攻撃を素早くかわした。

女戦士「見事だ詩織。よく私の攻撃をかわした。随分と腕を上げたな」

詩織「そんなことありません。私がここまで強くなれたのは、クリスさんがずっと私の稽古をつけてくれたおかげです」

クリス「謙虚な姿勢も素晴らしい。ただ戦士には2つのタイプがある。1つは、私のような力で押していくパワータイプと素早く動いて相手の攻撃をかわすスピードタイプがある」

クリス「詩織はどちらかというとスピードタイプだ。だからこれからの修行は力を鍛えるのも大事だがスピードの訓練を重点的にしていくんだ。そうすればいつか電光石火の如く戦う事ができるだろう」

詩織「はい」

クリス「モンスターとの実践経験も積んだし私から教える事はもう何もない。これからは自分で経験を積んでいくんだ」

詩織「はい、今までありがとうございました」

クリス「それでいつ旅に出るつもりだ?」

詩織「はい、この後王さまに挨拶して明日には旅にでようと思ってます」

クリス「そうか、ならば私から渡す物がある。ちょっとまっててくれ」

クリスはそういうとその場から離れた。

そして再びやってくると詩織になにやら腕輪らしき物を渡した。

詩織「これは?」

クリス「戦士の腕輪だ。古の女戦士が身に付けていたとされているものらしい。私の太腕では身に付けられなかった。でも詩織なら身に付けられるだろう」

詩織「ありがとうございます」

詩織はそういうと腕輪をはめクリスに礼をいうと王様の元に向かった。

・・・・・・・・・

王「そうか、ついに旅に出るときがきたのか」

詩織「はい、なぜ私がこの世界に飛ばされたのか知りたいんです」

王「そうであったな。ならばわしから知っている事を伝えよう」

詩織「はい」

王「まずはこの城から西にある、レーベの村を目指すのだ。そしてその村でマージと名乗る老人から魔法の玉を手にいれるのだ。それがないといざないの洞窟をくぐり抜けられないからな」

詩織「いざないの洞窟って何ですか?」 

王「レーベの村から南東にある洞窟の事だ。その洞窟の入口は分厚い壁に阻まれておる。その壁を壊すには魔法の玉でないと不可能なのだ。だからなんとしてもその魔法の玉を入れるのだ」

詩織「わかりました」

王「それから旅に出るのならばできる限り多くの仲間を探すのだ。このアリアハン城周辺なら1人でも大丈夫だとは思うがレーベの村を越えてからは更に強い敵がでてくるやもしれんからな」

詩織「はい」

詩織は王に挨拶を済ませると城を出て自宅に帰った。

マルシェア「そう。とうとう旅に出る時がきたのね」

詩織「うん、ごめんなさい」 

マルシェア「謝る必要なんてないわ。それが貴方の宿命だもんね。そうと決まったら今日の内にしっかりと準備してゆっくり休むのよ」

詩織「うん」

そして翌日

詩織「マルシェアさん、今までありがとうございました。私マルシェアさんの事は絶対に忘れません」

マルシェア「ううん、私も詩織と一緒に過ごす事ができて幸せだったわ。でもこれだけは言わせて。貴方がどこからきた誰かであったとしも私にとって貴方は大切な娘よ。それだけは忘れないで。気をつけていってらっしゃい」

詩織「はい、ありがとうお母さん。行ってきます」

詩織はそういうとアリアハンの町を出てレーベの村に向かったのである。


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