小説バトル・ロワイヤル〜アイディアの独自性で戦う物書きデスゲーム〜

宮瀬優樹

第1回【異世界ファンタジーの作品で生き残りバトルしよう】

【皆、あらすじを書こう】

 こんにちは、宮瀬優樹です。


 先日は、自主企画「異世界ファンタジーの作品で生き残りバトルしよう」へのご参加ありがとうございました。


 2025/09/17の朝をもって、第1回は終了しました。早速、今回の結果を見ていきましょう。


【結果】

参加作品数:78 敗退数:48

ファイナリスト:30


 です。初の試みではありましたが、非常に多くの方にご参加いただきました。ありがとうございます。



以下がまず、敗退作品の内訳です。(読み飛ばし可)


【敗退作品】

・スローライフ×4

・人を救う話×2

・失った物を取り戻す話×2

・お呼びじゃない人が異世界に来て元の世界に帰ろうとする話×2

・勇者が2名いる話×2

・ほのぼの(お店経営多め)×4

・「幸せとは」っていう話×2

・〇〇と出会ってそこから……系×8

・やがて最強系×5

・勇者として召喚系×2

・旅先で何かある系4

・対比になってる2人組が信念持って戦う系×2

・追放する側の話×2

・運命を義務付けられる話×3

・追放ハーレム×2


《複数被り》

・成り上がり+対比2人組×1

・出会ってそれから+お呼びじゃない×1



 続いて、生き残った作品です(読み飛ばし可)



【生き残り作品】

・デュラハン改造    ・猫の医者

・転生管理人      ・王妃選抜試験

・平行世界を行き来   ・有能魔法コンサル

・資格=スキル     ・無魔力迫害

・王女がガチで戦う   ・異世界裁判官

・オメガバース     ・三角関係     

・NTR(する側)      ・悪役令嬢極める

・食堂         

・強いやつに拾われる  ・異世界プロレス

・ドM         ・婚約者探し

・竜騎士        ・魔導書を書く

・戦わないダンジョン配信

・短編連作      

・手からバッファロー出る

・色々暗躍するエルフ

・魔王との戦いが始まらない

・勇者パーティー監視役 

・こいつ、復讐相手にめちゃ似てる

・外れアイテム(これどうしろと? 系)

・祖父の七光りで殺されそう


以上です。


 こちらは作品のテーマやアイディアを短くまとめたものですので、題名ではございません。



 今回は全体の6割が敗退という結果でした。

 オリジナリティを出すことの難しさが表れていますが、今回は色々と発見がありましたので、そちらをまず共有します。


 えー、皆さん、用意はいいですね?

 いきます。すぅぅ……


「皆! あらすじ! もっと書いて!!!」


 ふう。スッキリしました。はい、そうです。


 あらすじで内容が分からない……未記入の作品が以外に多かったんですね。


 別に、あらすじで多くを語らないというのは作風なので、別に良いと思います。「どういうこと?」と読者の興味を惹く効果を見込んでのことでしょう。


 しかし、未記入は……個人的にとても損している気がしてなりませんでした。


 「要はどういう話?」という個性やアピールポイントが、あらすじでわからないからです。なんだか、それってもったいなくないですか。


「折角素晴らしいテーマやアイディアを持っているのに!」


 と、自分は思ってしまいました。




 さて、第1回の企画では、タイトル、あらすじ、キャッチコピー、タグの4点……初見の読者様がが目にする可能性の高い情報のみで判断させていただきました。


 もちろん、この4点で判断出来なかったものは数話読んでからきちんと判定しました。


 例えば「チートスキルでスローライフします」とキャッチコピーなどに書いてある場合は、「そういうお話なんですね」と素直に受け止め、あらすじなどでその後の展開が語られていない場合は「チートスローライフ」と判断しました。


 逆に、キャッチコピーが「チートスローライフ」、あらすじで「ハーレム形成します」と書いてあった場合は「チートスローライフでハーレム要素もあるから、前の作品とは別かな」と、カウントしております。


 この初期情報で判断した理由についてですが、タイトルやあらすじなどで大まかな方向性が判断できない作品は、恐らく他の読者様もどこでどういう違いが出るのかはわからないでしょうし、明確に個性を推している小説ではないと思ったからです。


 例えば、スローライフに見せかけて戦争する! のように、ギャップを売る……大どんでん返し系の小説や、読んでみたら思ってたのと違かった! という売り方の小説だと判断しております。


 この判断材料に関して事前に説明しなかった宮瀬にも非があります。申し訳ございませんでした。次回からはぜひ、尖りまくった個性を披露していただければと思います。



 さて、題名にもある通り、今回は「あらすじで損している」と感じた作品が非常に多くありました。


 第1回は、本当の意味でのネタ被り敗退より、あらすじでアピールできず敗退……という作品の方が多かった印象です。


 あらすじは、読者にどんな印象を与えるか、という鍵を握る項目です。


 「あらすじ」敗退の多さも鑑みると、あらすじがいかに重要か、というのが見えてきたと思います。


 ということで次回は、約80作品のあらすじを読んだ宮瀬による「印象に残るあらすじ」とそうでないあらすじのお話です。


 意外な発見が多かったので、皆さんに共有できればと思います。


 次話では、参加作品の中で特に良かったあらすじもご紹介しようと思いますので、ファイナリストの皆様にもお楽しみいただけると思います。


 具体的には良かった5つを、文章量によってはもう少しご紹介する予定です。自分の作品は入っているのか!? ぜひご期待ください。


 尚、ランキング入りし紹介したいと感じた作品の作者様にはご連絡と、作品掲載の許可をいただいた後に掲載いたします。勝手に掲載することはございませんので、ご安心ください。


 また、参加作品全て、褒めることはあっても貶すことは絶対にございませんので、その点もご安心ください。


 では、また次回お会いしましょう。


 明日か明後日に更新予定ですので、ブックマークをしてお待ちください。


 宮瀬優樹でした。


 自主企画リンクはこちらです!⬇

https://kakuyomu.jp/user_events/16818792440551317341



 


 




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