中和文化
あるセクシー女優さんが、あるユーチューバーの動画に出演されておりまして、興味深い話がありました。
その人は、前職は歯科助手で、それはそれは歯科医師とめくるめく不倫をしてきたそうだが、その反面、たいそう一緒に働く人からは嫌われたそうな。
僕は人生で初めて職場の仲良かった人に嫌われる事件に見舞われたのだが、この経験を経て、感じた。
「彼女は、不倫という非日常を体験することによって、嫌われるというストレスを、雲散霧消させている」と。
僕の場合は、この息抜きは音楽活動にあたるのだが、本当に好かれていた人から嫌われるのは辛い。
でも、やっぱり音楽活動のように、一生懸命打ち込めるものがあると、この罪悪感や、禁忌に対する感覚が、すごく鈍る。いい意味で、癒される。いや、いい意味なのか?というくらいに。
僕は、卑怯な手を使って休憩し、それが糾弾され、好いてくれていた人から嫌われたが、僕はこのことに落ち込むのではなく、そんな暇があったら音楽活動に邁進すると、すっかり憑き物がとれたように気持ちが落ち着く。
これは、罪悪感の払しょくに役立ち、他の人も己の大義名分のためにやっている、多くの行為であり、代替的な昇華なのだろうと思う。
僕は31歳にして、理想的ではないが、苦みを噛みしめ、その滋味を味わう別なルートを切り拓いたのだ。
良くも悪くも、これが大人になるということだろう。
僕はこれを噛みしめようと思う。リジェクトは勿体ない。
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