黎明の艦隊

非 非国民

第1話 アマテラスの怒り

20XX年、日本は無能すぎる内閣総理大臣「野村隆志」によって、崩壊しかけていた。

消費税は驚異の20%。小中学校向けの無償化制度も廃止。代わりに老人介護費用に国家予算の2割を注ぐ。

挙句の果てには、3千円札,8千円札,1万5千円札を発行するとまで言い出し、さらに紙幣のデザインは毎年変えるらしい。

意味不明な政策によって、国民の怒りは爆発し、日本の治安は最悪になっていた。

そんな異常事態を改善するべく、日本政府はある特殊部隊を設立した。

それが、自衛隊特殊治安改善部隊『大和部隊』である。

大和部隊は、日本の治安改善のもと、各地でデモなどを弾圧していった。

しかし、「自己判断で銃を使用して良い」という規定から、行き過ぎた活動などが多くなり、一般人に死傷者が出ることも少なくなかった。

そんな中、力を持ち過ぎた大和部隊を殲滅しようと立ち上がった者達がいた。



反大和部隊派組織イージス艦『アマテラス』にて

「奥川砲雷長、第一目標であるイージス艦"たちばな"を捕捉しました。」

「それでは我々の最初の作戦を開始する!目標は大和部隊所属イージス艦たちばな!トマホーク、発射!!」

「トマホーク発射!!」

大きな煙を上げトマホークが射出された。



大和部隊所属イージス艦『たちばな』にて

「艦長!我が艦に巡航ミサイルが接近してきます!」

「なんだと!?今すぐ迎撃しろ!」

「間に合いません!激突します!」

数秒後、トマホークはたちばなに激突。

激しく炎上し、たちばなは沈没した。



「たちばな撃沈!!」

隊員の長嶋が大きく声を上げる。

「よし!それではこの海域を離脱する。最大戦速!」

艦長の渡辺が指示し、アマテラスは海域を無事に離脱した。



これは、戦艦のような超巨大組織に立ち向かった、たった一隻のクルーザーのように小さな組織の物語である。



アマテラス艦内にて

「配信、開始まで、3、2、1、どうぞ。」

隊員の合図と共に配信が始まった。

カメラの前に立っているのは渡辺艦長だ。

「日本国民に告ぐ!我々の名は『オオヒルメ』だ!原子力イージス艦「アマテラス」を所有する"反大和部隊派武装組織"である!我々の目的はただ一つ。自衛隊特殊治安改善部隊、大和部隊の殲滅である!決して一般人には危害を加えない事を誓おう。大和部隊に自由を奪われている日本国民よ!我々と共に自由を取り返すのだ!」

配信が終わると渡辺艦長は次の指示を出す。

「それでは今から2時間後、横浜を強襲する。」

「了解!」



はたして彼らは、日本に"革命"を起こせるのだろうか。



第2話へつづく

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