序章 第2話 「誓」

逃走から3日目。


『【豪火龍】!』


「ふう・・・。これでも増援は来ないですね。お待たせして申し訳ありません。」

「お前ら・・・。どうしてここに?」

「ついてきてはだめといったでしょうに・・・。」

「ついてきてしまいました。やはり我々はあなた方のいない場所では働けません。」

「アマテラス・・・。」

「私たちはあなたがたに拾われ育てられた、あなた方がピンチならば助けます。」

「ツクヨミ・・・。」

「あんなところにいたかったのではないです。あなた方のそばにいたかっただけです。」

「スサノオ・・・。」

『さあ、我々とまた、大冒険をいたしましょう!!そして、この国をまた我々の手ですくいましょう!!!』

「兄様、私たちは二人ではなかったようですね・・・。」

「そうだな・・・。さぁ、こうなったら全員で・・・・旅に出るぞ!!!」

『おぉ~~。』


いっぽうそのころ・・・。


「おい!!あいつらは見つかったのか????」

「申し訳ありません!!すぐに見つけてまいります!!」

「まったく・・・。あの野郎・・・。」

「お伝えいたします!!北方軍、エビス・ビシャモン相手に苦戦中です!!」

「なにをやっとるのだぁ!!さssと併合白!!!」


逃走から5日目。

我々は海岸の元集落に寝泊まりしていた。


「ここの島の向こうには何があるんだろうな・・・。」

「この海はいくつもの大陸たちがあるとされる。我々もその一部なんだ。」

「そうなんですね。ここは塩馬という土地らしく、遠い昔、黄金郷を探しに来た者が塩と馬を置いて行ったとされていますし、外から履きやすいのでしょう。」

「そうだな。えんまか・・・。」


逃走から6日目。


「決めたぞ・・・。我々はこれから『炎魔ノ郷』と名乗ることにしよう!!」

「・・・。兄様???ちなみにどういう意味でしょうか???」

「炎の悪魔のように生きていくのだ。全員火炎魔素(バーニング)餅でもあるしな。」

「はぁ。では、ここを拠点とするわけですね??」

「あぁ、そうだ。ここなら資源もあるようだし、散策は今日の昼過ぎとしよう。」


「で??兄様。本日はどこに行きますか???」

「そうだな。塩馬の近くには確かイクサ大名;エビスがいる慈はずだ。」

「あの野蛮人ですか・・・。あやつは結構の曲者と聞きますが・・・。」

「隣になったのだから挨拶くらいはしておかなければな・・・。」

「じゃあ、万全な体制で行きましょう。」


ということで、我々は北方イクサ大名:エビスの下へ行くことにした。


いっぽうそのころ・・・。


「ご報告いたします!!北方軍:エビス・ビシャモン両地域全滅確認!!」

「なんだと!!???なにをやってる!!全軍で進行しろ!!!女子供はひっ捕らえ!!男は討ち取れ!!」

「は!!!」

「くそ・・・。どいつもこいつも~~~!!!!!」

「何を荒れ狂っていますの???エビタン様??」

「顔が怖いですわ。」

「すまないすまない・・・。」


逃走から6日目。昼過ぎ。


「おい・・・。なんだこれ・・・。」

「ひどいですね・・・。これはまさか・・・。」

「どうみても、エビタンだ。こんなことをするなんて・・・。」

「おい、、、そこでなにをやってる???」

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