神々は私を過去に送り戻したが、私は生き方を変えるつもりはない。大勢を拷問し、殺し、そして美しい少女たちの巨大なハーレムを築くのだ。

Chapter 15

ついにこのアイテムを手に入れた。前世ではこれを手に入れるのに数年かかったというのに、今は一日も経っていないというのに、私はこれほど多くの素晴らしいアイテムと驚異的な能力を手にしている。

だが今は、オリンポスの宮殿にもっと気を配らなければならない。

あの嘲笑うようなオリンポスの神々の前で、自分を証明することになるのだから。

だが、自分にできないほど難しいこととは思わない。いずれにせよ、明日までにもっと強くなる必要があり、休んでいる暇などない。

息を切らして疲れているヘラを見る。将来、彼女の能力をもっと効果的に利用するためには、彼女の信頼を得なければならない。

私は動き出し、竜を倒した場所で疲れて座っているヘラに近づく。近づくと、能力のおかげで完全に本物に見える作り笑顔を浮かべた。

笑いながら、彼女の頭を撫で、安らぐような声で言った。 「ヘラ、よくやった」

《ヘラ視点》

この凡人が私を撫でるとは、少し腹が立つ。

だが、まあ、彼は今や私の主人だ。少なくとも、少し撫でさせるくらいは許してやろう。

ヘラはこう考えて自分の感情を否定しようとしたが、心の奥底では、この愛撫が温かい感情を彼女の心に注いでいることを知っていた。

これまで経験したことのない感情だ。その瞬間、彼女はカズトのことを永遠に守ってやりたいと思った。

同時に、たとえカズトが死の危険にさらされていても、他の誰にもカズトを守らせたくなかった。

《カズト視点》

【ヘラのあなたへの好感度が30上がりました】 【現在の好感度：31】 【祝贺：あなたの神獣の好感度が《嫌悪》から一瞬で《中程度の好意》に到達しました】 【この実績により、愛の星座がより一層あなたに注目しています】

ははははは、この小竜さんには、こんな愛撫さえも俺への執着を生むらしい。

ヘラの正面に座り、頭から頬へと手を滑らせながら言う。 「ヘラ、疲れてるのはわかってる。でも俺のために、今夜は頑張ってくれないか？」

ヘラは大きな赤い目で私を見つめ、少し考えた後、頬を少し赤らめてうつむき、恥ずかしそうに吃りながら言った。 「私…そんなことしたことないから…あなたを満足させられるかわからない」

私は彼女に顔を近づけ、赤い瞳を見つめながら言う。 「だが、君の目はすごくプロっぽいって言ってるよ」

ヘラは恥ずかしそうに後ずさりし、言った。 「で、でも！本当にやったことないんだから！」

カズトは確信を持って言った。 「私に嘘をつくな。今は可愛い少女のように見えるかもしれないが、お前の殺戮への欲望は隠せない」

ヘラはその言葉を聞き、少しがっかりしたようだが、自分を制して言った。 「じゃ、じゃあ…殺戮の話だったのね？レベルアップを手伝ってほしいってことね…わ、わかった。準備はできてる。さあ始めよう」

そしてカズトの意味を誤解したことを恥ずかしがり、素早く数メートル離れ、カズトの前を歩き出した。

カズトは最初からヘラが何を考えているかわかっていたが、少しからかうことにしたのだ。

カズトは素早くヘラに近づき、後ろから抱きしめると、彼女の耳元に顔を寄せ、欲望に満ちた声で言った。 「ヘラ、お前が何を欲しているかわかっている。もし望むなら、今すぐベッドに行くこともできる」

カズトは少し間を置き、左手をゆっくりと、実際は自分のものであるが今はヘラが着ている長いシャツの下に滑り込ませ、彼女のお腹の上で手を動かしながら言った。 「しようか？」

ヘラは恥ずかしそうにただ黙っており、脳内では今起きていることを処理しようとしていた。

カズトはシャツの下から手を引き、彼女を解放すると、素早く離れて言った。 「まあ、望まないのなら、無強はしない」

そしてカズトは顔を背け、歩き出した。

ヘラはまだショック状態でそこに立っていたが、数秒後に何が起きたのか理解すると、少し頬を膨らませ、少し怒りながらも、カズトには聞こえないような小さな声で言った。 「ふん…やりたくないなんて、誰も言ってないのに」

そしてヘラはカズトの後を追った。