娘はグミを探したガール

子どもたちとの日々は、静かに過ぎていくようでいて、心の奥に何かを残していきます。

このエッセイ集は、そんな時間のかけらを拾い集めたものです。

ひとつひとつが、ちいさな冒険のような記録でもあります。


ーーー


息子が習い事に行っている間、妻と娘と3人で買い物に出かけた。

妻は化粧品売り場へ向かい、僕は娘と二人で店内を回ることになった。


娘が言う。

「変わったグミが欲しい。友達がこの店にあるって言ってたもん。」

でも、売り場の場所がわからない。

たしか、この店には配置図があったはず。

よし、地図を探そう。

「OK」と娘。


歩き出したとき、娘が僕の手を握ってきた。

はぐれないように、僕も握り返す。

娘を見ると、ニコニコしながら僕を見上げている。


そうだよね。

まだ一人で探しに行く年齢じゃないよね。

そう思いながら、配置図を探した。


結局、変わったグミは見つからなかったけれど、

娘にとってはちょっとした冒険だったのかもしれない。

娘からは、「楽しかったね。また行こう。」とニコニコ笑顔。


いつまで、こうして一緒に買い物に行ってくれるのかな。


ーーー


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