第22話 ギン・テツ工房の実力

「「おおおぉぉぉぉぉ!!!」」

「実力は折り紙つきだからね」

「にしても、これは上等すぎでしょ...素材何を使ったの?」

「そこも含めて、俺らから説明するぞ」


「まずはこれだな、赤髪のねぇちゃんの剣だ。素材はアイアンゴーレムのカケラだな」

「アイアンゴーレム??」

「あぁ、主に遺跡系の階層で遭遇しやすいんだ。新宿ダンジョンなら31階層以降かな」

「え、そんな高価な素材を材料にしていただけたんですか...?」

「?俺んとこの工房じゃ、素材は依頼者持ちだぞ?出したのはそこにいる小僧じゃて」

「え...?」

「誠さん、そんなにサービスしてくれるんですか?」

「30階層くらいなら..君たちでもすぐ行けるようになるだろうなって思ったからね。先輩からのちょっとした贈り物だ」

「てことで、今回作った装備は全部小僧持ちだ。ま、遠慮せんと強うなって返せばいい」

「「本当にありがとうございます!!」」


「それじゃ続きの説明だ」

「赤髪のねぇちゃんの装備だ。リザードマンの鱗を砕いて鉄と混ぜ合わせたもんだ。一式揃えても、鱗は2~3枚で事足りるくらいだ」

「これは青髪のねぇちゃんの装備だ。といっても、見ての通り、ローブタイプだけどな」

「これも、何か特別な素材が...?」

「これの素材か?ウィッチの布切れを10枚ばっかし使っただけだな」

「ウィッチ?」

「あ〜、これ以上は小僧に鍛えられてから確かめにいけばいい」

「わ、わかりました...!」

「あの〜代金の方は...」

「おう、しっかりと計算しといたぜ。赤髪のねぇちゃんの剣と装備で120万、青髪のねぇちゃんは300万ってとこだ。しめて420万、どうするよ?いつもどうりにするか?」

「素材欲しいだけでしょそれ」

「踏破して来たと聞いたからな、何かいいもん持ってると思ってな」

「残念ながら今回は現金一括よ。てことではい、420万」

「おう、ありがとな。ちょうどだ」

「それと、これも出しとくよ」

「おぉ!酒じゃねぇか!!」

「こんないい酒どこで買って来たんだ?ん?」

「それは、玲奈に聞いて。好きにしていいって言われたやつだし」

「剣姫に聞けるわきゃねーな。ありがたく大事に飲むぜ、これ」

「ありがとうな!小僧ども!また装備の手入れしたくなったらこいよ!!素材もな!」

「ありがとうございました〜!」

「あ、ありがとうございました!」

ガチャ、チリンチリン!

「それにしても、すごい装備達だったね」

「玲奈さん、来られなくて残念、また会えた時に褒めて欲しいなぁ」

「いいねぇ、私も褒められたいかも...」

「話してるとこ悪いけど、二人の家はここから近い?」

「あ、はい!近いです!!」

「んじゃ、送ってくか..」

「あ、いえ、もう着いたんで...」

「え...ここ?」

「はい、私たち、一人暮らしなので!」

「このマンションの裏、俺の家なんだよね....」

「え、全く気づかなかったです...」

「私も...」

「と、とりあえず、今日はここで解散ね!明日から、早速稽古に入るけど、10時に新宿ダンジョン待ち合わせ、でいいかな?」

「わかりました!」

「はーい了解です!」

「それじゃ、またあした!」

「「また明日!」」


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