第2話 善悪の道

善悪の道

ヒトの有り様は、十人十色だ。


 善人もいれば、


 嫌われ者もいる。



悪魔のような人は、

いっぴきおおかみを飼っている。



 そのおおかみは、何故かいつも自由に楽しそうに走り回る。



 雲から悪魔が睨んでいる。


 『メシ食エ。』


 いっぴきおおかみに、飯のありかを教えて、雲は消える。



 それを見上げる嫌われ者は、


 同じ顔をしていた。



 『いらっしゃいませ。』



 “三途の川不動産”



 突然あらわれた古いテナント。


 幻の街。


 

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