「バズって最強! 村人Aの異世界インフルエンサー戦記」
藤崎
第1話「村人A、転生してバズる」
神同司(しんどうつかさ)、17歳。
職業:引きこもりゲーマー。
特技:オンライン対戦で煽り耐性MAX。
趣味:深夜のスナック食いながら動画鑑賞。
そんな彼の人生は、コンビニ帰りにトラックに轢かれて唐突に終了した。
「うっそ、こんなテンプレ死に方!? せめてレアアイテムドロップしてよ…」
目を開けると、そこは見知らぬ草原。
目の前に浮かぶステータスウィンドウには、こう書かれていた。
名前:司(村人A)
レベル:1
HP:100、MP:50、攻撃:10、防御:8
スキル:畑を耕す速度+10%
「村人A!? 勇者でも魔王でもなく!? スキルが畑仕事て、なにこの凡人スペック!」
司は転生先の村で、仕方なく農作業を始める。だが、この異世界には妙な文化があった。村の広場には巨大な水晶が設置され、指を触れると「魔王TikTok」なるSNSが起動。
どうやらこの世界の住人は、魔王が作ったこのアプリで日々の出来事を投稿し合っているらしい。
「ふぁw 異世界にSNS!? 魔王、なんでこんなもん作ったんだよ…」
試しに司は、朝の畑仕事の様子を「村人Aの朝ルーティン」と題して投稿してみた。
トマトを植え、汗を拭きつつ「いやー、異世界の土、なんか新鮮!」とカメラ目線で語るだけの動画。コメント欄には「草」「地味すぎw」「村人A、推せる!」と、ゆるい反応が並ぶ。だが翌朝、司は目を疑った。
フォロワー:10万、いいね:100万
ステータスウィンドウに謎の項目が追加されている。
バズ力:5000(フォロワー数に応じてステータス強化!)
新スキル:無限カボチャ召喚(バズ力3000で解放)
「え、カボチャ!? いや、なんで急にバズってんの!?」
どうやら魔王TikTokでは、投稿の「バズり方」がユーザーの力を増すらしい。
司の地味なVlogが、なぜか異世界民の心を掴み、フォロワーが爆増。カボチャを投げつける謎の戦闘スキルまで手に入れた。
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