召喚され一方的に、裏切られたので魔王になって復讐したいと思います!!

ぺいぺい

プロローグ 一方的な召喚

「魔王様!!王国を攻めるための作戦は整いました、あとは貴方様の一言で全軍出陣できます」


そう呟くと玉座に座った魔王は


「あぁ、行こうか世界に復讐しに」……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺の名前は佐藤 俊一ただのしがない高校生

俺の日常は、朝起きて学校に向かって家に帰って寝てを繰り返す人生だったはずなのに


あの悲劇が起こるまでは

「はぁ、今日もつまんない学校の始まりか」


俺はそう愚痴を言いながらも足を動かしていく、すると


「よっす、今日も死にそうな顔してんな俊一」

「っげ、なんだお前かよ」


後ろを振り向くとそこには小さい頃からの

幼馴染の斎藤 麻衣が後ろから背中を

叩いてきた。


「いてぇなぁもう」

「ごめんって、でも目が覚めたん

じゃない?」

「はいはい、ありがとさん」


俺は適当にあしらいながら学校に登校する


「ちょっと!何よせっかく人がやってあげたのに、お礼もなし?」


麻衣は、ほっぺを膨らませながら俺の後ろを着いてくる


「だからなんでお前は俺の後ろついて

くるんだよ」

「そんなのは別にいいでしょ?だって

学校の道一緒なんだから」

「まぁそれを言われたら俺なにも言えな

くなるけどな」


そのようなくだらない雑談をしているうちに学校に到着した

俺たちはその後も色々話しながら自分の教室に向かった


「おい、」

「なに?」

「お前なぁ、クラス隣だろ帰れよ」

「えぇ〜いいじゃん(笑)そんなカリカリ

しなさんなって」

「たく、お前のいると周りからの視線が

痛いんだよ」


そう、なんと言っても麻衣は学校の高嶺の花と言われている…らしい、そのせいなのか

まぁそのせいで周りからは毎日痛い視線を

あびせられて友達もろくに出来ない


「ほら、そろそろホームルーム始まるから

自分の教室戻れって」

「えぇ〜全く俊一は真面目なんだから」

「いや、当たり前のこと言ってるだけだぞ」


そして、麻衣が教室から出ようとした瞬間

1回瞬きをした瞬間俺たちがいた場所が教室から周りが石でできた空間に変わった。

当然の事ながら周りの奴らも困惑していた


「おい!どうなってんだよ!」

「ちょっとここどこ?!」

「俺たちさっきまで教室にいたよな」


このように困惑するのも当たり前だろう、

俺も何が何だか状況を理解出来ていない

するとそこに麻衣が近寄ってきた


「ねぇ、俊一これどうゆう事?!」

「麻衣、ちょっと落ち着けみんな同じ

気持ちだ」


俺は、麻衣に深呼吸させてからゆっくり

状況整理をした


「ひとまず俺たちはさっきまで教室に

いたのに、気がついたらここにいた…としか言いようがないよな」

「まぁそうだよね、だっていきなり景色が

変わったからね」


俺たちが状況整理していると、目の前の大きな扉が開きそこから女の人1人と騎士のような

男が3、4人入ってきた。

すると1番前の女の人が口を開いた


「皆様、我々の召喚に答えていただきありがとうございます!」


突然そんなこと言われて、クラスのみんなはポカーン状態だったがそこでクラスのお調子者の伊藤 海斗が声を上げる


「それでここはどこだよ!それにお前ら

なにもんだ!」

「貴様…!」


すると女の人の隣の騎士が腰に着けた剣を

抜こうとしたが

「やめなさい」っと女の人が声をかけると

騎士は、素直に剣をしまった。

その後に女の人が今の状況を説明してくれた


「皆さんが困惑するのも分かります、では

簡単に言わせていただきます、あなた達は我々が異世界から召喚した勇者の方々です、そして私はこの国セレスティーナ王国の第1王女、

ハリス・セレスティーナでございます」


そう説明されたが、もちろんそんなことすぐ信じるはずもなく周りの困惑がさらに

強くなった


「まぁ信じられないのも理解できます、それではあなた達にここが異世界だと言うことを

理解していただくための証拠をお見せします」


すると、王女様は呪文のようなことを

唱え始め


「力の源なる火よ、その身を弾丸へと

変え汝を貫き焼き尽くせ・・・ファイアー

ボール!」


王女がそう呟くと手のひらに、炎の塊が

現れた。それを皆瞬間周りのみんなが目を

見開いた


「これで信じていただけましたか?」

「あなたたちにはこれからスキル測定を受けていただき、この国の国王にあっていただきます」


そう言われて俺達は、異世界に来たということを認めずにはいられないのであった

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