『手紙』

『手紙』


眠るときにはきまって

Tシャツの裾をつかんで

安心してた

嫌いな行為があっても

幼心に愛を受けとめて

それはそれで

何も孝行しないままだったな

醤油味のオムライスが好きだった

酒は程々にしたいし

煙草は吸ってない

恋人には賢いひとを選んだつもり

死んでもあのとき焼かれるまで

まだ身体に魂があったと

感じてた

焼かれたあとも葬儀場までの道を途中まで

ついてきてた気がしたんだけど

天国の様子はどうですか

遊泳するような気持ちよさですか

もう少ししたら知れるかな

相変わらず大人になりきれない僕で

お金と休みがもっと欲しいよ

墓参りにはもっと行かなきゃな

持っていけたら冷えたビールを

あと角とサイダーと氷も山ほど

そのうち

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