インタビュー書き起こしEP1
もしかしてあなたがFという方でしょうか?
はいそうです。わざわざお時間を取っていただきありがとうございます。
私がFです。
いえいえ、ここは昔住んでいたことがあるので、むしろ懐かしい気持ちにさせていただきましたよ。
故郷をおもう?みたいな感じですかね?
はは、成人もすると少し感傷的になってしまいますね。
ところで今日僕が呼ばれた理由について聞いてもいいですかね?
今回お呼びした理由としては11年前のとある事故についてインタビューをさせていただきたいからです。
当時小学生四年生だった⚪︎⚪︎⚪︎ ⚪︎⚪︎さん。(諸事情により書き起こし不可)通常Kちゃんとでもしましょうかね。
その子についてのインタビューです。
はは、そんなに不安がらなくて大丈夫ですよ。
私はとあるオカルトの雑誌の編集者でしてね。
なんでもあの事故が神の祟りだと地域に噂になっていたらしいんですよ。
それについてまとめたものを記事にするようなものです。すぐに終わりますよ。
なるほど。では、僕はその雑誌への情報提供者
A君とでもしていただきますかね。
はい。ありがとうございます。
そして11年前のあの事件についてですね。
あなたが私を訪ねてきたということはもうご存知なんでしょうけど。
そうなんです。私はKちゃんが消えたその当日。
一緒に遊んでいたんですよ。
ええ。四人ぐらいいたかな。
僕たちが住んでいた頃はここら辺はそこらじゅう家だらけでみっちり詰まっていましてね。
空き地はもちろん。公園すら近くにないようなそんな住宅街に住んでいましたね。
けど僕たちも遊び盛りの子供ですから。
鬼ごっこやらかくれんぼをしたいわけです。
そこで目をつけたのが神社なんですよね。
そこまで広くはなかったんですが、人の出入りも少なくて。騒いじゃったりしても近所に怒られることもなくて、、僕たちに取っては秘密基地のようなところでした。
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