12話 公式イベント開始ィ!&イベント用掲示板 2
「ええと、アイテムヨシッ!スキル・装備は元々1つヨシッ!イクゾー」
開幕テンションを上げております、ドーモ、トレント=デス。参加はクランハウスからも出来るので全員一先ず集まって時間まで最終確認中である!前回のレイド参加出来なかったからテンションアゲアゲですぞ!ふんすふんす!
「よし、落ち着け。しかし、残りのスタックに持ち込むアイテムにそんなの入れておくとはなあ」
「まさに目から鱗だったと言うか、考えもしなかったよね、流石はトレント」
キョウとレンから賛辞を受けるアイテムについては向こうに着いてからね。もしかしたら必要ない可能性もあるし。まあ、五分五分と言った所だろうが必要なくても需要ぐらいはあるだろう。
「他のクラン同盟の人達は?」
「全員目から鱗状態らしいぞ。そも、こういうもん持って行くのはマジでどういう視点してるんだ?!だってさ。特に【剣神】と【ブリュンヒルド】と【検証】からはイベントを終えたら、情報提供料を支払うって来てるな。【獣同好会】は同じくイベント終了後に現物で払うってさ。なんか良いアイテムあるらしいぞ」
「クラン資金にしよう」
『いや、お前が使え』
そう皆に突っ込まれた所で、転送が始まった。うぉっ!まぶしっ!
「おぉ」
海の近くの波打ち際。えっと・・・設定だと大きな客船に招待されて乗ってた冒険者達が嵐に巻き込まれて、大きな無人島に来たっていう設定だっけ?クランメンバーが全員近くにいるのはクラン単位で参加したからっぽいな。アイテムボックスの中身を念の為、確認するが水に濡れたりはしていない、良し。
「おっす」
「おう」
キョウに挨拶すると、全員が起き上がる。各員にHPにダメージ無い辺りは慈悲なんだろうか?いや、あったら、自分開幕死んでるわ。慈悲だな!ヨシッ!
「周りにクラン同盟は居ないっぽい?ってか、自分達以外には、おん?」
ブンッ!とポップアップウィンドウが立ち上がる。クエストと言うかイベントクエストがスタートしたっぽい?あ?もしかして、クランメンバー全員を確認したからかな?早速確認する。
【イベントクエスト:無人島での拠点を作成しよう!】
【イベントクエスト:無人島に居るプレイヤー達と合流しよう】
ふむ、先ずはどこかにソロにせよ、クランにせよ、プレイヤー達を集める方向性らしい。無人島の大雑把なマップが配布されその真ん中に印が付いている。協力するにせよ、しないにせよ、先ずは無人島に居るメンバーの顔合わせってとこかな?
「キョウ」
「おう」
リーダーであるキョウと頷き合い、メンバー達と一緒に一路、無人島の真ん中を目指す。敵は何かしらに抑えられてるのか出なかった。先ずはチュートリアルをこなせって感じっぽいのか?
「お、おぉ・・・」
「初めまして、トレント君、アカネです!」
「初めまして、トレント君、リツよ!」
「初めまして、トレントさん、クラン【トルネード】代表のザムスです。こちらは副官のウィンドです」
「初めまして、トレントさん」
「初めまして、トレント君。ジャックと言います。所属クランは無いソロです」
「初めまして、トレント君・・・」
「初めまして・・・」
なんか自分ことトレントを知ってる人達しかおらんのだが?しかも、握手求められてるのだが、握手会かな??なんなら、最近建ったトレント教の信者の皆様なのだが?何これ、コワイ。あ、トルネードの皆さんは普通に自分が有名だったからでした。だよね????ちなみにクラン同盟で同じサーバーだったのは獣同好会だけだった。
「しかし、ここが拠点か」
「ボロボロだな。んでもって物見櫓や外壁があるって事は・・・」
握手会を終えた後、キョウと周りを確認する。こりゃ、拠点と言うか、街の廃墟?んお?ポップアップ?あ・・・
【イベントクエスト:無人島での拠点を作成しよう! 達成しました。復興資材10手に入れた】
【イベントクエスト:無人島に居るプレイヤー達と合流しよう 達成しました。復興資材10手に入れた】
なるほどね。これでプレイヤー達が資材を出し合って、拠点と言う名の街を修復していく感じか。サボりとか寄生を無くす為の対策でもあるのかな?ウィンドウを見ると新しいイベントが一気に追加されている。周りもクエストを確認しているので、自分も今の内に確認する。自分にとって重要なのはこの復興資材、コレのようだ。10ポイントで家の壁一面分ぐらいを修復出来る。今、自分には20ポイントあるので壁2つ分。わざわざ、プレイヤーを集めた理由はこれであろう。まずは拠点になる建物1つか2つは修復しろって事だろうな。外壁や物見櫓でも良いって感じのようだ。また、配信や実況用の動画を撮ったり生配信して、現在の状況を公開しても良いらしい。これもポイント取れるっぽいかな?競争心を煽る感じなのだろうか?
「んっと・・・」
これは思ったより大変だ。まず確実にこのボロボロになった拠点の再構築がクエストなのは確実である。しかし、そこばかりにかまける訳にはいかない。モンスターが居るのは確実なはずだから、修復→破壊→修復のエンドレスは勘弁である。なら、当初の予定通りに行こう。
「キョウ!皆、プランは予定通りに行く!組み立てよろしく!」
「おう、出せ出せ」
他のプレイヤーを尻目に広めの空き地に持ってきていたアイテムを出す。まずはキャンプセット(特大)を3つ。スタックは20個あるので予備は17個と。ちなみに、クラン資金からこのテントととあるアイテムをスタック限界まで持つ為に結構な金額が動きました。周りのプレイヤーもなんだなんだ?と野次馬してくる中、クラン【黒鋼】と【獣同好会】がテントを組んでいく。その間、自分とミヤコで適当な廃材を集めて看板もどきを作る。そして、FOEのお遊び機能ペインター機能でそれぞれ『男湯』『女湯』『鍛冶場』と書いていく。
『あっ!』
そう、おそらく今回のイベントで最も全員の思考から抜けている部分。それは2週間と言う期間である。大半の人間は2週間しかないなぐらいの感覚だろう。でもね?考えてみても欲しい【無人島で2週間も過ごす】って事である。そう・・・
「そうか、風呂場がこの拠点にある訳が無いんだな!見た所、温泉とかもあった様子無いし!」
「ま、まさか、トレント君のアイテムボックスの中身は?!」
そう、自分のアイテムボックスの中身は猫ベッド、鑑定のインスタントスキルタブレット限度までで2つ。そして、今出したテントとホームオブジェクト【風呂場】【鍛冶場】があるのである!なにせ、ホームオブジェクトもテントも両方とも利用するまでアイテム扱いだし、テントの中はホーム扱いなのである。早速、出来たテント2つに風呂場のホームオブジェクトをペタリ。すると、公衆浴場みたいな空間がテント内部に出来上がる。次に鍛冶場も作る。これで、日々の疲れを癒す場と奇麗にする場所、そして簡易キット以上の事が出来る場の出来上がりって訳だ。女性だらけのクランである【ブリュンヒルド】が大層に感激した理由がコレって訳である。
「共同のお風呂と鍛冶場です、皆さん、喧嘩せずに使ってくださいね」
『イエス、サー!!!』
まあ、復興進めば建物内にそういうの出来るかもだけどね。とりあえず、まずは出だしは好調ってとこかな?この後、街の防壁の状態確認や戦闘班の振り分け、各クランやプレイヤーの為の家をいくつかチュートリアルポイントで修復して、1日目を終えるのだった。ちなみに、風呂場は女性陣にメッチャ喜ばれた。
【『ファンタジー・オブ・アース』イベント雑談掲示板】
[ジャック]
いやあ、トレント君と握手出来たし、さすトレが1日目から乱舞する我がサーバーw
[アラキン]
ホームオブジェクトって設置するまでアイテム扱いだもんね。さすトレしかないw
[フレイ]
リアルさすトレシーンを見てしまった。しかも、偶然にもここの掲示板利用者で埋められているので上手く行きそうな予感しかない
[ヘリ―]
こっちは【剣神】と同じサーバーだな。少しギスりそうだけど、その辺線分け出来てるから大丈夫と思いたい
[ブレイン]
アランがこの掲示板を見ているらしく、声かけてくれたからありがたい
[グランド]
しかし、結構な量のクエストあるけど内容的に重複してるの多いな
[グリン]
拠点は街風なんだな。こちらは【ブリュンヒルド】と同じ鯖で街の家を利用した風呂場の門番頼まれた。頑張ろう!
[アカネ]
さすトレ(後方腕組み軍師)
[リツ]
さすトレ(後方腕組み軍師)
[ウィンド]
さすトレ(後方腕組み軍師)
[ジャック]
なんか一部羨ましい発言した奴居る気がしたが、それすらかき消すさすトレ事案が我がサーバーで発生・・・とりあえず、動画ね? つ【URL】
[ヘリ―]
うわあ、ナニコレ・・・・・・?
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