花は種を拾う

「みくるせんせーい?元気ないよー?」

「ふぇ!?あ、ごめんね。」

「変なみくるせんせー」

こどもたちに声をかけられ、ようやくハッとする。そうだ、私あの現場を見てからずっとボーッとしてたかも。最初は悲しさと裏切りの絶望がすごかった。だけど、これからどうすればいいんだろ……

「おい、みくる。大丈夫か?」

と亮が声をかけてきた。よくもあんなことをして平気に声をかけるなと思った。

「触らないで!!」

私は大声をあげてしまった。当然その場にいたこどもたちも亮もびっくりしている。

「あ……ごめんね。」

私はなんとか冷静心を保とうした。だけど……

「安藤先生!この資料どこでしたっけ?」

そこには二見先生の姿があった。表面は可愛らしくて、明るい女の子なのに……。裏でされたことを思い出すと吐き気がした。私は体調が悪くなり、その日は早退した。





















家に帰るとポストに一通の手紙が。



















「復讐をしませんか?」







その手紙にはなにか不気味なかんじがあった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る