ABYSS
wkwk-0057
プロローグ
数年前……だったか? 人類が壊れてからは数えていないが、確か
神が眠る場所、禁域を人々が踏み入った。
その時からもう破滅の歯車は回っていたのかね。
禁域は広く大きな街ができるほどだった。
だからか、そこに街を作った。笑いながら、建てては行けなかった場所に。
大きな間違いだった。そして早く気づけば事は変わっていたのだろう。
だが、遅かった。
人々は怪物となった。
まだ目覚めるはずではなかった神が、目覚めてしまったのだ。
そこから人類は壊れた。
神を信じなかった者は祈り。
為す術もなく怪物へと変貌する市民たち。
だが人類はなされるがままではなかった。
執行者なる人々を生み出した。
鉄の武器を握り怪物を狩る者たちを。
だが希望も直ぐに摘まれた。
執行者は血に酔うようになった。
見境なく殺し理性がなくなり怪物と同等になる。
だから人々は祈る。
夜明けが来ることを。
まだ見ぬ光の先を。
だが、神は許さないだろう。
目覚めてしまったのだから。
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