着せ恋の「棺」
のんろん
第1話 今日も父に感謝を、祈りを捧げましょう―――
「いただきます」
私達の生活はこの一言から始まる。
毎日毎日、この言葉を欠かすことはありえない言葉。「父」が恵んでくれる食べ物。それを消費する行為…その名も「食事」この行為に対する感謝は忘れてはならない。
そう、なにがあっても。わたしたちが生きている限り。絶対に、、、、、、
私はミラ。修道院でシスターをしている18歳!世間一般でいえばピチピチんの女子高生って感じ。まあ、高校行ってないけど。この修道院には私を含めた6人のシスターがいるの。彼女たち、つらい過去を持っているんだよね〜。けれども、世間から身を離して、この修道院で父に祈りを捧げながら教養を蓄えているだ〜。私達は私達を救ってくれたこの修道院にすっごく感謝してる。だから、将来は身寄りのない子供を引き取って立派な家族をたくさん作りたいの!もちろん、今も5人の家族がいるんだけどね。血のつながりはないんだけれども、共に過ごす彼女たちとはずうぅうーーーーと一緒だよ!!だって、私達は「家族」だもの。
修道院での一日は、たぶんだけどみんなとおんなじ感じじゃないかな?朝おきて食事をとり、そっから教養を身につけるための授業を受ける。その後食事をとり運動や会話を嗜む、その後また食事を取って好きなことをして寝る。これの繰り返し。でも、私にとってはこの毎日がとっても楽しいの!今日は一番仲がいいクレアちゃんとおしゃべりをしたの。明日はロゼちゃんとエマちゃんも一緒にするって約束したんだ〜。
毎日が楽しくって、ほんとに私って、しあわせ者だな〜。
そんな毎日をくれる「父」へ今日も感謝を、
修道院の掟
1,「いただきます」をけっして忘れてはならない
2,3回ある食事以外で食事を行ってなならない
3,父に祈りを捧げるべし
4,母の言うことは絶対である
5,みんな「家族」であり平等である
6,掟を破るものには教育を
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