少年、ジャンプ!

「少年,どうしてジャンプしているんだい?」

「ほっ,ほっ,それはですね,ほっ,当然最高点から落ちてくるまでの時間を測って地球の重量を測定するためですよ.」

「今の精度はどれくらい?」

「まあオーダーは合ってるくらいですかね?

それより,お姉さんはどうして漫画雑誌を机の上でずらしてるんですか?」

「そりゃ,どこまで雑誌をずらせるかにチャレンジしているだけさ.」

「理論上無限ですね.」

「今28冊目を載せてるとこだ.」

「縁起いいですね.」

「そうそう.あ,崩れた.」

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