『恋をするのに歳の差なんて関係ありますか?》⑥

 こ、こここ、こんな世界が世の中には⋯⋯ごくり。


「あのお⋯⋯萌さん?」

「何かね、正太くん?」


 えらくご機嫌な萌さん。


「このタチとネコって何なんですか?」

「AとB、左と右、タチとネコ、トップとボトム。これらは全て、攻めと受けなの!」

「ほえ〜! そしたらこのクロスオーバーって何ですか!?」

「正太くん、それに手を出したら大罪だよ? 腐女子の七大罪のひとつなんだから!」

「なんすか、それ?」

「話すと長くなるけど、い〜の?」


腐女子の七大罪

①学園化

②クロスオーバー

③女体化、男体化

④無機物萌え

⑤動物・マスコットキャラの擬人化

⑥オリジナルグッズ・同人誌の販売

⑦コスプレ


 と言うのがあるらしい。なるほど、腐女子の深淵の一部を見た気がします。


「正太くん」

「なんですか、萌さん?」

「私、まだ誰にも言った事ないんだけどね?」

「はい」

「あの⋯⋯その⋯⋯」

「⋯⋯えっと、言い難かった良いですよ? 言わなくても」

「ううん、言いたいけど、恥ずかしくって⋯⋯」


 な、なんだろ? まさか、告白!?


「私ね?」

「はい」

「実は、漫画描いてるんだ!」

「⋯⋯はいいいい!?」

「わ、笑わないでね?」

「はい」


 恥ずかしそうに萌さんは、自分のスマホ画面を見せてくれました。

 そこにはどこかで見たことあるようなキャラがいて、それが、あられもない姿をしていて⋯⋯えと、これってもしかして?


「ぼ、僕ですか?」

「う、うん⋯⋯ごめん! 正太くんの断りもなく、勝手に正太くんのこと妄想していました!」

「僕の⋯⋯妄想?」

「うん⋯⋯受け、ね?」

「ふぁ!? じゃあ、攻めは!?」

「⋯⋯見たい?」

「ちょっと怖いですけど、見たい、かもです?」


 プルプル震える手でスマホの画面をフリックして、僕に画面を見せてくれます。


 そこにはどこかで見たことあるアニメのキャラが寄って集って僕の体を攻めている絵が描かれておりました。


「ひっ!?」

「それ! たまんないの! 私、正太くんの受けじゃないと萌えなくな⋯⋯あっ! 違う! 違うからね!? そんなんじゃ、あの、その⋯⋯ふぎゃん!」


 どうやら自爆したようです? まあ、人のこと言えませんからね?


「萌さん、僕もしますよ? 妄想⋯⋯」

「それって⋯⋯私の? どんな?」

「それ、聞きます?」

「だって⋯⋯」

「引かないでくださいね?」

「萌さんが⋯⋯その⋯⋯攻め、で、僕がその⋯⋯受け、で⋯⋯」

「⋯⋯」

「だから言ったじゃないですか! 引かないでください! え?」


 っ!? 萌さんが急接近!?




      ーつづく?ー




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