7-4




カフェテリアもお昼時なので人が多いが何とか席を見つけて席に着いた






こはるちゃんが食べたいと言っていた日替わりランチは外国風の味付けで美味しい






『まさきくんとはあの後どうなった?』






「え?」







小春ちゃんは小さく声を下を向いて食べていた。顔を一気にあげたと同時にピンク茶色の髪も揺れた。私の方を見ては咳き込み始めた





「何もないよ!」





否定するようには珍しく強めの返事だ。少し顔も赤くなっているような







あの後とは飲み会の後帰ったあとちゃんと帰れたを聞きたかったのだが言葉が足りなかったのだろう






『そっか』






私の聞き方が悪かったため素直に返事をした






「でも連絡先は交換した」






俯きながら小さな声で教えてくれた





『そうなんだ?』





小春ちゃんの様子がいつもと違うため優しめに声をかけてみた。何か悪いことを聞いたのだろうか






「で、毎日連絡とってるの」





ポツリと小さな声のまま話は継続だ






『そうなんだ?』






聞くところによると連絡を聞いてきたのはまさきくんで飲み会の日から毎日連絡をとってるらしい。それが楽しいんだとか






2人はアートサークルで意気投合していたし話が合うのは頷ける







そんな話をしていたら予鈴のチャイムが聞こえ


「わ!もうこんな時間だ!」

スマホで時間を確認したのか小春ちゃんが叫んだ





急いで食器を片付けに行き、2人で急足で教室に向かう






そんなのもなんだか楽しくて2人で走りながら笑った







授業も終わり小春ちゃんは被服部の集まりがあるらしいため一緒に帰らずバイバイした






絵を描きたい気分になった。家に帰って下書きでもしようかなと考えていて見上げた夕焼けが綺麗だった



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