資料:小説『マァア君、第二の人生はてんやわんや』登場人物リスト

【主要人物】

• マァア

◦ 本作の主人公にして語り手。六十七歳の前期高齢者。大阪人。

◦ 自称「作文家」で、第二の人生を謳歌している(つもり)。

◦ 思考回路が常に妄想とオヤジギャグで構成されており、その暴走は誰にも止められない。

◦ うどんをこよなく愛する「うどん至上主義者」。

◦ ブルース・リーのような「細マッチョ」に憧れているが、現実はミーちゃん曰く「ただのデブ」。

◦ 「プラチナ世代」「レインボー世代」など、高齢者の新たな呼称を次々と考案するも、全く浸透しない。

◦ 人生のバイブルは漫画で、トイレを聖地と崇めている。

◦ 壮大な計画を立てては、ミーちゃんの現実的な一言で頓挫するのがお決まりのパターン。

• ミーちゃん

◦ マァアの妻。本作における最強のツッコミ担当であり、物語の良心。

◦ 暴走しがちなマァアを、冷静かつ的確な一言で現実世界に引き戻す役割を担う。

◦ 機嫌が悪いと敬語になる特性があり、マァアにとっては恐怖のサイン。

◦ マァアの奇行や妄言に呆れつつも、なんだかんだで付き合ってあげる優しさ(?)を持つ。

◦ 語学が堪能で、マァアとは対照的に常識的でしっかり者。

◦ 時に「主婦・モード」という戦闘形態に変身し、理論物理学さえも駆使してマァアを論破する。

◦ 孫のダイスケ君の誕生により、愛情深い「ババ」としての一面が開花した。


【マァアの家族・親族】

• ダイスケ君

◦ マァアとミーちゃんの初孫。物語の終盤に誕生した、新たな希望の星。

◦ マァアの奇行を物ともせず、健やかに成長している。

◦ マァアからは、次世代のツッコミエースとして絶大な期待を寄せられている。

◦ 彼の「あーうー」という赤ん坊の言葉を、マァアとミーちゃんは都合よく解釈する。

• 娘

◦ マァアとミーちゃんの娘で、ダイスケ君の母親。

◦ マァアの奇行には慣れっこだが、時々本気で呆れている。

◦ 父の珍妙な育児論(主にツッコミの英才教育)の最初の被害者(?)となりつつある。

• マァアの母

◦ マァアの母親。故人。

◦ マァアの「まくわ瓜」を「メロンの親戚」だと言い張った、たくましい女性。

◦ マァアの子供時代の奇行の数々を知る重要人物として、回想シーンに登場する。

• マァアの爺ちゃん

◦ マァアの祖父。故人。

◦ マァアに相撲取りになることを夢見ていた。

◦ ドン・ガバチョに感化されたマァアの最初のビジネスの、唯一の顧客(?)。


【マァアの友人・知人】

• ケイさん

◦ マァアの元上司であり、心に残る親友。故人。

◦ 若い頃に世界を放浪した武勇伝を持つ、豪快な人物。

◦ 東南アジアで詐欺師に全財産(と汚れた服)を奪われるも、なぜか犯人に手を振って別れたという伝説を持つ。

◦ マァアの回想の中で、破天荒ながらも人間味あふれる魅力的な人物として描かれる。

• うどん屋の哲学者たち

◦ マァア行きつけの讃岐うどんチェーン店に現れる、作業着姿の高齢者二人組。

◦ 「最近の年寄りはなってない」というテーマで、深遠な(?)社会批評を繰り広げる。

• ジムの仲間たち

◦ 市営スポーツセンターの「高齢者ゴールデンアワー」に集う、個性豊かな面々。

◦ トレーニングそっちのけで、健康・金・孫・愚痴の無限ループおしゃべりに興じる。

◦ マァアの妄想国家『シルバー共和国』では、主要閣僚に任命されている。

• 李(リー)さん

◦ 香港人の友人。ビジネスパートナー。

◦ マァアの暴走気味な言動やジョークに、冷静沈着に対応する常識人。

◦ マァアの滅茶苦茶な中国語の通訳をさせられるなど、苦労が絶えない。

• 林(リン)さん

◦ 香港からのインターンシップ生。爽やかな好青年。

◦ 来日早々、マァアのハイレベルすぎるジョークと奇行の洗礼を受ける。


【その他(概念・架空の存在含む)】

• ドン・ガバチョ

◦ 人形劇『ひょっこりひょうたん島』の大統領。

◦ 幼いマァアに「仕入れ値より高く売る」という資本主義の基本(と通貨偽造の危険性)を教えた、経済学の師。

• 安西先生、トム・ク○ーズなど

◦ マァアの妄想の中に頻繁に登場する、著名なキャラクターや人物たち。

◦ マァアの物語を、より壮大でカオスなものにするための重要なスパイスとなっている。

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