第2話 彩花、暴れる
インドレストランからホテルに戻った。エントランスにさっきの従業員がいたけど、明彦が私の手を引っ張って、急いでエレベーターホールまで連れていった。私は、「またあのジョークを言おうかと思ったけど、明彦は読んでたね」とニヤニヤしていた。
明彦の内心、「彩花、また『妻でございます』と言う気だろ。これは急がないとまずい」と焦っていただろう。エレベーターのドアが閉まる瞬間、従業員がチラッとこちらを見ていた。その視線を背中に感じながら、私は笑いを堪えて、クスクス声を漏らした。エレベーターの中は静かで、明彦の手が私の手首を軽く握る感触が妙に熱かった。
部屋に入って、あの廊下と呼べない不思議な空間に戻った時だ。ドアがカチャッと閉まる音がして、私はスカートの裾を軽く整えながら、「この狭い空間、なんかドキドキするね」と高鳴る胸を感じていた。薄暗い照明が壁に影を映し、靴音がカツカツ響いていた。そして、「壁ドン、もう一回!」と口に出そうとした瞬間、明彦が先に動いた。
ガッと私の肩を掴んで、壁に背中を押し付けられた。壁はひんやり冷たくて、スカートの後ろが擦れる感触がした。明彦の顔がすぐそこにきて、照明の薄暗い光に照らされた彼の目がギラッと光っていた。「『壁ドン、やって!やってくれたら、今晩、私ばどげんしてもええよ!』と言ったよね、彩花ちゃん」と彼が言った。声にちょっと笑いが混じっていて、私の言葉をからかうような響きだった。その時、彼の唇が軽く歪んで、ニヤッとした表情が一瞬見えた。
私は、「おお!明彦、先制攻撃やん!こりゃたまらんっちゃ!さっきの約束、覚えとったんやね」とドキドキが止まらなかった。明彦の内心、「彩花、また壁ドンと言う気だろ。先にやってやる」とニヤリとしていただろう。その距離で彼の息が私の頬に当たって、ちょっとタバコとカレーの残り香が混じっていた。私の髪が彼の肩に触れて、静かな部屋に微かな衣擦れの音がした。
すると、彼が舌を入れるキスをしてきた。熱い唇が私の唇を覆って、柔らかな感触が一瞬だった後、舌がグイッと入ってきた。舌が絡み合って、クチュッ、チュッと湿った音が狭い空間に響き渡った。私の口の中が熱くなって、彼の唾液の味がほのかに感じられた。
明彦の左手が私の首筋を撫でてきて、右手がスカートをめくり上げた。指先が太ももを撫で上げながら、パンティーの縁を引っ張った。布がずれて、あそこをむき出しにされた瞬間、冷たい空気が当たってヒヤッとしたけど、私は既に濡れていた。私は、「やばか!もう準備万端やん、恥ずかしか!」と顔が熱くなった。
彼はズボンからそれを取り出してきて、チャックがジジッと下がる音が耳についた。そして、私の右脚のヒザ下をガッと掴んで、力強く持ち上げた。明彦の手が汗ばんでいて、私の肌にピタッと吸い付く感じだった。指の力が強くて、私の脚が軽く震えた。そこから、ドン!と突かれた。それが一気に私の濡れたあそこに入ってきて、身長が同じくらいだから、高さがピッタリ合っていた。明彦の腰が私に密着して、彼のズボンの布が私の太ももに擦れた。
私は、「これが壁ドン?いや、こりゃ下もドンやん!笑えるけど、気持ちええ!」と笑いそうになったけど、ドンドン突かれて、そんな余裕もすぐなくなった。明彦の腰が私に押し付けられて、壁に背中が擦れるたび、ゴリゴリした感触がした。彼の息が荒くなって、私の耳元でハァハァ聞こえた。明彦の内心、「彩花の濡れ具合はやばい。でも、このアソコの高さは完璧だね」と興奮していただろう。
あっという間に、二人でベッドに倒れ込んだ。私は彼の手を引っ張って、よろめきながらベッドにドサッと落ちた。部屋の照明はまたつけっぱなしで、天井の蛍光灯が眩しくて、目を細めた。スカートが乱れたまま、私の太ももが白く光っていて、汗ばんだ肌が照明に反射してキラキラしていた。ベッドのスプリングがギシッと軋んで、シーツが少し湿っていて、さっきの熱気がまだ残っている感じだった。
鹿児島の男は、男尊女卑の風習のせいか、かなり乱暴だった記憶がある。昔の男は、私の体をモノ扱いするように押し倒してきて、優しさなんてなかった。でも、さすが横浜出身だね。明彦はそこから、ゆっくりと私の体を貪り始めた。彼の手が私の太ももを撫で回し、首筋に唇を這わせてきた。熱い息が皮膚に当たって、ゾクゾクした。
その時、彼の指が私の脇腹を軽く擽るように動いて、私は思わずビクッと反応した。私は、「明彦、乱暴やなかね…こりゃ丁寧やけど、たまらん!」と体の力が抜けてきた。明彦の内心、「彩花の体を乱暴に扱うなんてもったいない。じっくり味わう」と切り替えたのだろう。そこから彼の指が私の肌を這うたび、私の体がビクッと反応して、長い夜が始まった。
最初は普通の体位だった。明彦が私の上に覆いかぶさってきて、彼の体温がじんわり伝わってきた。シャツを脱いだ彼の胸が私の胸にピタッと重なって、汗ばんだ肌が擦れ合う感触がたまらなかった。そして、腰をゆっくり動かし始めた。最初は優しい動きだった。まるで私の反応を確認するように、じわじわと奥まで入ってくる感じだった。
彼の息が私の首筋に当たって、熱い吐息が耳元でハァハァ響いていた。私は、「こりゃ優しかけど、たまらん!明彦、じらしよるとやろか?」と喘ぎ声を抑えきれなくなって、「んっ」と小さく漏らしてしまった。明彦の目が私をチラッと見て、ニヤッと笑った気がした。その時、彼の髪が汗で額に張り付いていて、微かな汗の匂いが漂ってきた。
明彦の内心、「彩花の声はいい感じだ。もっと聞きたい」と楽しんでいただろう。そこから彼の腰の動きが少し速くなって、ベッドのスプリングがギシッと軋む音が部屋に響き始めた。私の手が自然と彼の背中に回って、爪を立ててしまった。汗で濡れた彼の背中が滑って、指先に力が入るたび、彼の筋肉がピクッと反応していた。私は、「明彦の体、硬かけど熱か…こりゃヤバか!」と頭の中がグチャグチャになっていた。
すると、明彦が私の腰を掴んで、グイッとひっくり返した。「彩花、次は上に乗れ」という感じで、彼が仰向けになった。私は、「おお!こりゃ騎乗位やん!やる気満々やね」とドキドキしながら、彼の上に跨った。私が彼の胸に手をついて、掌の下で彼の心臓のドクドクを感じながら、腰を振った。
最初はぎこちなかったけど、彼の目が私をじっと見つめてきて、黒い瞳に私の乱れた姿が映っているのが分かった。恥ずかしかった。髪が顔に張り付いて、汗が首筋を伝って滴り落ちていた。でも、気持ちよすぎて止まらなかった。明彦の手が私の腰を掴んで、下から突き上げるように動いてきた。その時、彼の指が私の腰に食い込んで、軽い痛みが混じった快感になった。
私は、「明彦、目ぇ離さんやん…こりゃ恥ずかしかけど、たまらん!」と喘ぎ声が「あっ、あぁっ」と大きくなってしまった。ベッドの軋む音と私の声が混じって、部屋の中が熱気でムンムンしていた。明彦の内心、「彩花の動きは乱暴だけど可愛い…もっと乱れてほしい」と満足そうだっただろう。
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