闇堕ちすると無敵になってしまって敵味方関係なく殲滅モードに入る自分を抑えるのに必死で異世界攻略どころじゃない件

@nekorovin2501

第1話:転生したらチートすぎたけど、闇堕ちスイッチがヤバすぎる!

「うわっ! うそ、死ぬ!?」

佐藤悠真さとう ゆうま、17歳、日本の平凡な高校生。コンビニで買ったエナドリを片手に夜道を歩いていたら、突然トラックに轢かれた。次の瞬間、目を開けるとそこは一面の草原。青い空、遠くに見える中世ヨーロッパ風の城壁、宙を舞う翼竜っぽい何か。明らかに日本じゃない。

「え、ここ、異世界!? 転生!? マジかよ、俺のラノベ主人公ライフ、キター!」

テンション爆上げの悠真の前に、突然、謎の光の玉が現れる。自称「転生管理神」のふわふわした声が響く。

「ようこそ、アルテリアへ! 君には特別な力を授けるよ! その名も無限の闇の拳ダークフィスト! ステータスは全部∞! どんな敵も一撃で粉砕だ! ハーレム作って、魔王倒して、異世界を満喫してね~!」

ステータス画面を確認すると、確かに「攻撃力:∞」「防御力:∞」「魔力:∞」。バグってる。悠真はガッツポーズ。

「うおお! 俺、最強じゃん! ハーレム、冒険、グルメ、全部制覇するぜ!」

だが、神の声が最後に付け加えた言葉が不穏だった。

「ただし、ちょっとした注意点! この力、怒りがピークに達すると暴走して、闇堕ちモードになるよ! 敵も味方も関係なくぶっ壊すから、気をつけてね~! じゃ、バイバーイ!」

「は!? ちょっと待て、説明足りねえ!」

神の声は消え、悠真はポツンと草原に取り残された。とりあえず近くの村を目指すことに。村に着くと、木造の家々や石畳の道、市場で売られる謎の果物や魔法の道具が目に入り、異世界感にテンションが上がる。

「よし、まずは冒険者ギルドだ! なろうの鉄板! 仲間集めてクエスト行くぞ!」


冒険者ギルドと運命の出会い

村のギルドは、酒場と一体化した賑やかな場所。剣士や魔法使い、獣人やエルフっぽい人がわちゃわちゃしてる。悠真は受付で冒険者登録を済ませ、さっそくクエストボードをチェック。そこに現れたのが、エルフィーナ、金髪碧眼の美少女エルフ(500歳、見た目は18歳)と、ガルド、筋肉ムキムキのドワーフ戦士(酒好きで陽気)。

エルフィーナは悠真のステータスを一瞥し、ニヤリと笑う。

「ふむ、新人なのにこのオーラ、隠してるよね? 私のエルフの目は誤魔化せないよ♪ ねえ、一緒にクエスト行かない?」

ガルドは斧を肩に担ぎ、豪快に笑う。

「ハハハ! コイツ、なんか強そうじゃねえか! よし、俺も混ぜろ! 終わったら酒だ!」

悠真は「いや、俺、ただの一般人だから!」と誤魔化しつつ、内心ビクビク。だって、闇堕ちしたらこの二人、まとめてぶっ飛ばしちゃうかもしれない。でも、二人ともノリが良くて楽しそうで、断る理由もない。こうして、即席パーティが結成された。

初クエストは「森のゴブリン退治」。報酬はそこそこ、初心者向けの簡単な仕事だ。悠真は「怒らない、怒らない」と自分に言い聞かせ、木の棒を武器に戦うことに。エルフィーナの魔法でゴブリンを足止め、ガルドの斧でトドメを刺す流れはバッチリ。悠真は「俺、サポートでいいよ!」と控えめに振る舞う。


初闇堕ちと激しい仲間襲撃シーン

順調に進むクエストだったが、問題はゴブリンのリーダー。予想外にデカくて、緑の肌に棍棒を振り回すゴブリンロードが登場。エルフィーナの火炎魔法をものともせず、ガルドの斧も弾かれる。ゴブリンロードがエルフィーナに棍棒を振り下ろそうとした瞬間、悠真の頭に血が上った。

「てめえ、俺の仲間になんてことしやがる!」

瞬間、目が赤く光り、全身から黒いオーラが爆発。闇堕ちモード発動。悠真の拳がゴブリンロードに直撃し、そいつは一瞬で粉々に。衝撃波で周囲の木々がなぎ倒され、地面に小さなクレーターが誕生。だが、勢い止まらず、悠真は闇の力に支配され、敵味方関係なく殲滅モードに突入。次に標的にしたのは、すぐ近くにいたエルフィーナとガルドだった。

「うおおお! ぶっ壊す! 全部ぶっ壊す!」

悠真の体が爆発的なスピードで動き、エルフィーナに向かって拳を振り上げる。黒いオーラが拳を包み、ただの一撃で岩を粉砕するほどの破壊力。エルフィーナは咄嗟に後退し、杖を構えて防御バリアを張るが、悠真の拳がバリアに直撃。バリアがひび割れ、衝撃でエルフィーナは地面に転がる。髪が乱れ、息を切らしながらも、彼女は叫ぶ。

「悠真! 止まりなさい!」

だが、闇堕ちした悠真は止まらない。次にガルドに視線を移し、猛ダッシュで迫る。ガルドは斧を構えて迎え撃つが、悠真の拳がガルドの斧に激突。金属の悲鳴が響き、ガルドの体が後ろに吹き飛ばされる。地面に溝を掘りながら滑り、ガルドは咳き込みながら立ち上がる。

「ぐっ……こいつ、すげえ力だ……!」

悠真は再びエルフィーナに迫り、拳を振り下ろす。エルフィーナは避けきれず、肩をかすめられてローブが破れる。痛みに顔を歪めながらも、彼女は全力で魔法を溜め始める。ガルドも斧を握り直し、悠真の背後から飛びかかる。

「今だ、エルフィーナ!」

エルフィーナの全力魔法「エルフの浄化光線」が発射され、悠真の体を直撃。光の奔流が黒いオーラを削ぎ、悠真の動きを一瞬止める。そこにガルドの斧の全力一撃が加わる。斧が悠真の肩に命中し、衝撃波が周囲を震わせる。悠真の防御力∞で傷はつかないが、二人の全力攻撃がようやく闇の力を揺るがせ、赤い目が徐々に元に戻る。黒いオーラが収まり、悠真は膝をついて正気に戻った。

ハァハァと息を荒げ、エルフィーナは杖を下ろしてため息をつく。

「モンスターより君を正気に戻す方が骨が折れるぞ! もう少し自制心を鍛えなさいよ……」

ガルドは斧を肩に担ぎ直し、豪快に笑う。

「ガハハッハ、おれの全力の斧で傷1つ無しか! でも悠馬! オレ達に任せろ! いつでも全力でお前を殺すつもりで正気に戻してやる!」

悠真は冷や汗を拭いつつ、地面にへたり込む。

「ご、ごめん……俺、つい、キレちゃって……エルフィーナがやられそうだったから……お前らがいてくれて、ほんとよかった……」


ギルドに帰還後、ゴブリンロードの討伐を報告。悠真の破壊力にギルド職員がざわつくが、エルフィーナが「私が魔法でやっただけ!」と誤魔化してくれる。ガルドは「ハハハ! 細けえことはいいだろ!」と豪快に笑い、報酬で酒を奢ることに。

三人でギルド併設の酒場へ。テーブルに並ぶのは異世界のB級グルメのオンパレード! ドラゴンの雛肉を串焼きにした「ドラゴンスティック」、魔法で熟成させたチーズをパンに挟んだ「マナチーズバーガー」、甘酸っぱい謎の果実を煮込んだ「エルフの秘伝ジャムパイ」。悠真は目を輝かせて頬張る。

「うめえ! これ、日本のファストフードより全然いい! ドラゴン肉、ジューシーでスパイシー!」

エルフィーナは上品にジャムパイをフォークで突きながら、微笑む。

「ふふ、君の転生先の食べ物より美味しいでしょ? でも、食べ過ぎて闇堕ちしないでね♪」

ガルドは酒をグビグビ飲みながら、マナチーズバーガーをかぶりつく。

「ハハハ! 食ったら強くなる! 悠馬、次はもっとデカいモンスター狩って、もっと豪華な飯食おうぜ!」

三人で笑い合い、異世界グルメを堪能。悠真は思う。「こんな楽しい食事、地球じゃ味わえねえ……仲間と一緒だと、なおさらうまい!」


クエストの疲れを癒すため、三人は村外れの天然温泉へ。アルテリアの温泉は魔法の湯気が立ち上り、肌がつるつるになる効能があるらしい。混浴じゃないけど、パーティ専用貸切風呂を借りて、リラックスモードに。

湯船に浸かり、悠真は目を細める。

「はあ~、極楽……転生してよかったかも。闇堕ちのストレス、全部溶けそう。」

エルフィーナは湯に肩まで浸かり、髪をアップにまとめてため息。

「ふむ、今日の戦いは疲れたわね。特に君の闇堕ちで……でも、こうして一緒にいると、悪くないかも♪」

ガルドは湯船で酒瓶を傾け、豪快に笑う。

「ハハハ! 温泉で酒が一番だ! 悠馬、次闇堕ちしたら、この湯でぶっ飛ばしてやるぜ!」

三人で湯気の向こうで語り合う。闇堕ちの話から、悠真の地球の思い出まで。エルフィーナは「君の故郷、面白そうね。いつか教えて」と興味津々。ガルドは「オレの故郷の温泉は溶岩入りだぜ!」と自慢。湯船でドタバタしつつ、絆が深まる。悠真は心から思う。「この仲間たちと、異世界攻略……いや、まずは闇堕ち制御だな!」

だが、ギルドの奥から聞こえてきた噂話が、悠真の耳に入る。

「魔王軍の幹部、鉄壁の騎士ヴォルグが近くの砦に現れたらしい。どんな攻撃も通じねえ化け物だぜ……」

悠真はゴクリと唾を飲み込む。この力、闇堕ちしないと勝てない相手がいるかもしれない。でも、闇堕ちしたら仲間を傷つけるかもしれない。どうすればいいんだ……?

「よし、俺、この力をちゃんと制御する! 仲間を守るために!」

エルフィーナとガルドがニヤリと笑う。

「ふむ、なら私たちがしっかり見ててあげるよ♪」 「ハハハ! 闇堕ちしても、俺がぶん殴って正気に戻してやるぜ!」

こうして、悠真の波乱万丈な異世界冒険が幕を開けた。闇堕ちと戦いながら、仲間と絆を深め、異世界を攻略(?)する日々が始まる!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る