久々に地元に帰ってきたら幼馴染やら後輩やら先輩やらがヤンデレたんですが、、勘弁してぇ

第2話 再会

｢さ、紗季なのか？｣

｢うん、私だよ祐希久しぶりだねずっと会いたかったよ｣

紗季ってこんなにも病みのオーラが凄まじい女の子だったっけ？目を見たら引きずり込まれそうなんだが、、、

｢しばらく見ないうちに随分と変わったね僕がいない間にも元気にしてた？｣

・・・・・

あれ、なんで何も言ってこないんだ、そんな気に障ることでも言ったかな

｢えっとー、聞こえてる？？｣

｢・・・・・い、、｣

｢ごめんなんて言ったの？よく聞こえなかった｣

｢許さない！！｣

｢この3年間何処にいってたのかな？？私に何も言わないで急にいなくなって、、それなのに『元気にしてた？』って何？祐希がいないのに元気でいれると思うのかな？？祐希が居なくなったあの後、祐希のお母さんにどこに行ったのか場所を聞いたのに『祐希に彼女達には僕の居場所は伝えないでって言われてるから教える事が出来ないの、ごめんね。』って言われるし、祐希が居なくなったあの後私がどんな気持ちで過ごしてたと思うか分かるかな？？元気に過ごせてたと思うのかな？？｣

｢と、とりあえず落ち着いて｣

｢落ち着いていられると思う？｣

｢、、、ごめん｣

｢いいよ、今ここに祐希がいるから。今度は逃がさないよ｣

｢で？？この3年間なにしてたの？｣

｢・・・・・｣

｢話して｣

｢実はですね、じいちゃんと畑の手伝いをしようかと｣

｢真面目に話して？？嘘ついたら分かってるよね？｣

思わず背筋が凍ってしまった。

｢はぃ、、その、僕のせいで君たちの仲がどんどん悪くなっていたから僕がいなくなればまた元通りに仲良くなってくれると思って君たちとは別の中学に通うことにしたんだ。何も言わず離れてごめん｣

｢そんなことで私から離れたの？｣

｢そんなことってなんだよ、、あの時のお互いがピリピリしてた関係は僕は嫌だったし、紗季も前みたいに彼女達と仲良く過ごした方がいいでしょ｣

｢私は祐希がいればそんなのどうでも良かったのに｣

｢どうでもいい訳ないでしょ｣

｢とりあえずあの泥棒猫達には、、ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ｣

｢どうしたー？おーい聞こえてる？｣

｢あ、ごめん処分する方法考えてた｣

急に家のごみ捨てのことでも思い出したのかな？？

｢とりあえずまたよろしくね？祐希｣

｢よ、よろしく紗季｣

僕に微笑みかけている彼女の気迫に押されながらも返事を返すことができた。