騙る死す

第4話

　ライオットは爆撃機を一機用意した。

　離陸所に赴き、エカチェリーナ・フォン・デスショコラ・フィア・ラファール・エリザベータ・エリザベス・エリザベート・ラファ・フィテヘアルトは爆撃機に搭乗すると、勢いよく飛び出した。

「さあ、ぶちかましてやりますわ〜〜〜〜〜ッ！！！！」

　爆撃機はグングン進み、エカチェリーナ・フォン・デスショコラ・フィア・ラファール・エリザベータ・エリザベス・エリザベート・ラファ・フィテヘアルトの旧宅───すなわち、フィテヘアルト家の屋敷───すなわち、ジョン・フォン・デスショコラ・フィア・ラファール・ヨハン・ヨッハーン・ジョーン・ラファ・フィテヘアルトの家が見えてきた。

　空を猛接近してくる機体に、屋敷にいたジョン・フォン・デスショコラ・フィア・ラファール・ヨハン・ヨッハーン・ジョーン・ラファ・フィテヘアルトは大慌てである。

「なっ、なんだアレは！？！？」

　だが、エカチェリーナ・フォン・デスショコラ・フィア・ラファール・エリザベータ・エリザベス・エリザベート・ラファ・フィテヘアルトは決して容赦しない。

　機体が近づいたかと思うと、エカチェリーナ・フォン・デスショコラ・フィア・ラファール・エリザベータ・エリザベス・エリザベート・ラファ・フィテヘアルトはすぐさま連続で5発の爆弾を投下した。

　バゴォォォォォォン！！！！！！！

　轟音が響く。屋敷が燃え上がる。

「お〜〜〜〜〜ッほッほッほ！！！！！！！！　綺麗な花火ですわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！！！！！」

　エカチェリーナ・フォン・デスショコラ・フィア・ラファール・エリザベータ・エリザベス・エリザベート・ラファ・フィテヘアルトは興奮する。

　火はあちこちに周り、やがて屋敷全体を包み込む。

「うぎゃあああああああああ！！！！　あちいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！」

　ジョン・フォン・デスショコラ・フィア・ラファール・ヨハン・ヨッハーン・ジョーン・ラファ・フィテヘアルトはパニックである。

　急にやってきた爆撃機に邸宅を襲撃され、文字通り尻に火がついたのだ。

　かくて、エカチェリーナ・フォン・デスショコラ・フィア・ラファール・エリザベータ・エリザベス・エリザベート・ラファ・フィテヘアルトによるジョン・フォン・デスショコラ・フィア・ラファール・ヨハン・ヨッハーン・ジョーン・ラファ・フィテヘアルト襲撃はつつがなく進んだ。