太陽戦士ヒナタボッカー
八萩
第1話
私の城へようこそ。
ここまでたどりついた事をほめてやるぞ、ヒナタボッカー。
私が憎いか。
事実にまでたどりついたようではないか。
そうだ。
お前の目の前で、お前の両親を殺したのは私だ。
お前の素質を見抜いて、国の戦士養成所に叩き込んだのも私だ。
私の眼に狂いはなかった。
お前は同期の子供の中でも群を抜いた存在になった。
戦地で何の迷いもなく、銃で敵をパンパン殺す若者に育ったな。
しかしだーーー何故私を裏切った。
何故亡命した。
何故敵国ヌクトイに協力するようになった。
確かにヌクトイの給金はいい。
立地がいい。
食べ物はうまい。
女子は美人ばっか。
マンガ、アニメ、ゲーム大国にして、ハマるギャルゲー博物館が国内に乱立しているらしいな。
だが、それが何だと言うのだね。
ん?
育ての親の私を裏切ってまで、ヌクトイに寝返る価値はあったのか。
お前の心臓には、我が国レタルトの戦士達と同じに変身装置が埋め込まれている。
戦地に行けば、スーパーレタルトに変身してしまうのだ。
くくく……。
敵国ヌクトイの民は、本当にお前を受け入れているのかな?
スーパーレタルトになってしまうお前を?
お前はヌクトイ人にはなれない。
決してなれない。
必ず誰かが差別するだろう?
お前はレタルト人なのだ。
お前は私のもとに帰ってくるしか無いのだよ。
ヒナタボッカー、お前の心は手に取るようだ。
ヒナタボッカー、育ての親の私を憎み切れるのかな?
ヒナタボッカー、しゃがんでないで、いい加減、顔をあげたらどうだ?
ヌクトイのマンガがお前に何をしてくれたというのだ。
捨てろ、ヌクトイのマンガなど。
そして、育ての親の私と現実を見るのだ。
目を背けるな。
逃げるな。
いーから親の話を聞け。
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