第6話 何も分からないけど問題ない

なろう定型文を言えて私は満足です


 という事でどうやったのかと言われたのでイメージした事をそのまま話した。どうやら魔法と初めましてで出来ることではないらしい。


「聞いてた話と違う……今期のプレイヤーは魔法がない世界と聞いていたのに……」

 とブツブツ呟いていた。耳はいいのではっきりと聞こえてしまっている。多分これ聞かない方がいいやつかなー?問い詰めたい。今期のプレイヤーとか絶対何かある。

 いや聞いてみよう聞くだけはただだし。


 私は喉の調子を整えチューニング。できる限り幼く無邪気に。上目遣いで言った。


「今期のプレイヤーてどーゆこと?」

 

 ウィリアムは顔を青くして誤魔化した。まだ言えないとぼやぼやと。口に出ていた?と。


「はっきりと出ていたよ?ね、教えてよ私だけに。口は硬いよ?教えて欲しいな~なぜ私のリアルを認知しているのか」


 首に手を回し体を密着させ耳元で囁いてみると好感触。なんか行けそう。


「ほ、ほんとにやめて……ダメなのほんとに言えないの」


 スキルが発動したのかこれ以上はやめといた方がいいと感じた。

 

「そ、そのうちわかるから……今は聞かなかったことにして欲しい。そ、それよりも魔力は大丈夫?あれほどの魔法を使ったという事は魔力消費切れでたってるのも辛いはずなんだけど」


 仕方ない。多分これ以上はほんとに危ないものを感じた。

 それで、魔力切れ?一様ステータスを確認してみたけどMP減ってないんだよなぁ。

 ひとまずステータスウィンドウをポイと投げてみせる。


「減ってない」


「さっきの可愛さは…………簡単にステータスを見せるのは辞めといた方がいいよ。一様悪用してくる人もいるからね。後ほんとにAGI全振りなんだね。うーん魔力軽減系のスキルは無いのに」


 覗いてきたくせに何を言う。


「もう1回魔法を使ってみて。あ、軽めでお願いね。」


 軽め……軽めねぇ。

 何となくコツは掴んだと思う。そーれ!

 イメージはファン〇ル!火の玉を出して自身の周りをぐるぐる回るイメージで後はサイコ〇ュ的な感じで思考操作して~とか。

 

「えーとこれでMPは~……減ってるけど20か。明らかに込められた魔力は20とかでは無いしそもそもぐるぐる回す操作でも魔力を消費するはずなのに減ってないしそもそも魔法を維持するだけでも凄く消費が激しいのに」


 まーたぶつぶつ言ってるよ。


「どう?なんか変なの? 」

 そう言いながら水、土、雷と色んな球を出してぐるぐる回す。


「それ消して見てほしい…………うんそうだねそれで使用した分の魔力が回復するのはおかしい。」

 私もステータスを確認すると残り250ぐらい使っていたのに消した後は1000に戻っていた。


「うーん明らかにあの球と貴女の魔力が繋がっているからなんだろうけど。でもなぜ回復するのかが分からない……。まぁいいか!」

 まぁいいか!

 ひとまず問題なく魔法を使えるという事だ。

 あとはお買い物。スキルテイムを買って店を出た。

 他はお高くて買えなかったよ……

 効果は1%の確率で倒したモンスターをタイムできる。という物。まぁあって損なしなスキルかな。


 さて特にめぼしい物は無いしお金稼ぎの為2層のモンスターを狩ろう。



 

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