第5話 お客さん

少し前の話です。


バイト中、ふと見たら、女性のお客さんがいました。

お客さんはわたしの推しのライブTシャツを着ていました。


「あ…」

と誰にも聞こえないボリュームで思わず、呟いてしまいました。


接客、したかったな。タイミングが合いませんでした。


「わたしも好きです。」

って、伝えたかった。


まだ覚えてる、お客さんの後ろ姿です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る