追い詰められた人間の行動

 人が精神的に限界を迎えたときの行動は、


「自分からその社会を抜ける」


「その社会を壊すことで苦痛を終わらせようとする」


 大きく分ければこの二つだと思います。そして、私は後者です。逃亡の前に復讐を考える節があり、実際のところ行動に移す手前までいったこともあります。




『いつでも準備はできている』


 この心理は、限界の中で生きている人なら理解していただけるかと思います。それが何の準備かはさておき、私たちはいつでも行動できます。それは夢への挑戦かもしれないし、現実の破壊かもしれない。私の場合は、


「すべてを投げ捨てる」


「すべてを壊す」


 こういった準備は常に整っていると考えてもらって構いません。今は一時的に休戦状態なだけです。終戦はしていないのです。


『破壊衝動』


 それは自分勝手な欲求かと思いきや、たいていは何かへの復讐だと思っています。自分以外のみんなが幸せそうに見えるとき、全員が攻撃の対象になってしまうこともあります。


 私を含め、そういった考えを持つ人間は町に溢れています。その暗い思想を隠し、むしろ幸せそうに振る舞っている場合あります。あなたの隣に住んでいるかもしれないし、電車で同じ車両に乗っているかもしれません。あまり怖がらせたくはないですが、でも、事実です。


 これを読んでいるあなたには、私のような人間がいることを心の片隅に留めておいてほしいです。それだけで、あなたへの印象は変わると思います。復讐の対象から外れるかもしれません。


 そして、あなたには緊急時に身を守る方法を考えていてほしいです。助けを呼ぶためにホイッスルを持参したり、人気ひとけのない道を避けたり、電車で先頭や最後尾の車両に乗るなど、できることをやってほしいです。


 こんなことを自分で言うのもなんですが、私は「天使を皮を被った悪魔」の皮を被った天使だと思っています。伝わらないとは思いますが……




【追記】


 神社の中にいるうちは、そういう気を起こさずに済みます。安全地帯です。



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