第9話 遠い日

あの冬の日が

あの晩夏が

世界の始まりと終わりだった

劫初と終末だった

あの日々達が遠ざかっていく


それが切なくて

それが儚くて

それが悲しくて

それが虚しくて


ああ、戻りたい

あの日の歓喜に戻りたい

あの日の全能に戻りたい


願い叶うなら

でも

将来有名な作家、詩人、哲学者になって

断眠の実験を行い

安全に悟れるなら

それを目指して努力するか

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