ハイ&ロー -最新AIとスーパーカブ-【AI出力実験】

ゴードン・シャムウェイ

第0話:本作の趣旨とプロンプト

本作品は、AI(主にGPT4o)に小説を出力させた場合、プロンプトにによってどの様な差がでるか?という実験的な試みです。

なので、厳密には小説とは呼べないかもしれません。

(ジャンル指定間違ってたらごめんなさい)


コンセプトは

「ある程度作り込んだプロンプト VS 雑なプロンプト」です。

比較をわかりやすくするために、かなり極端な例で出力していますが、AIに全自動で小説を出力させる、というのはどういう行為なのかを、ある程度ご理解いただければ幸いです。


本作では、2種類のプロンプトでの出力をそれぞれ1話、2話に掲載します。

以下に、各話作成用のプロンプトを掲載しますので、プロンプトの違いによる出力結果をぜひ比較してみて下さい。



▼作り込んだプロンプト

■指示

-目的

以下の設定とプロットに基づき、Web小説(カクヨム投稿想定)用の短編学園ラブコメを執筆してください。


-制約条件(必須)

文字数は 3,500字程度。

会話主体で進行し、地の文は状況描写とテンポ調整に用いる。

キャラクターの感情、仕草、心理描写などは、セリフ中に括弧(例:(照れながら))で補足せず、すべて地の文で描写すること。

読者に伝わるよう、最小限かつ明確に地の文で補足する。内面の演出が必要な場合も、会話内に直接入れず、状況描写や仕草で示すこと。

キャラクターのCVイメージ等は直接書かず、自然なキャラ性として再解釈して描写する。

第1幕~第4幕の流れを必ず踏襲する。場面転換や会話の細部は自由に膨らませてよい。

メタすぎる表現はこちらからの指示がない限り禁止する。

キャラクターのセリフは**すべて標準語とする(関西弁・方言・スラングは禁止)**。

キャラクターの性格描写は文体や話し方の癖で表現すること。言語体系は標準語に準拠。

プロットに書かれた要素は全て利用する。

プロットに書かれた台詞は忠実に再現する(多少のテンポ調整はOK)

地の文でキャラクターのビジュアルを描写する


以下の要素を必ず入れる:

主人公の「入力過多」や専門用語マシンガントーク

オラクルのツッコミ(例:「入力が理解不能」「無意味な行動です」)

ヒロインのトラック運ちゃん風セリフ(第1幕)

ラストで「オラクルが置き去りにされる」オチ


-出力形式

本文はそのまま小説として成立する形で出力。

章分けには"◯  ◯  ◯"のような区切りを使う。

4幕構成を本文中の展開で自然に表現する。


-その他

以下の容量で出力を進める

Step1:初稿出力

Step2:初稿Pythonで全文をチェックし、プロンプトに準じていない内容・読みづらい描写を修正する。この工程を自動で3回繰り返す。

Step3:最終稿をコピペ可能な形式で全文表示する。


■タイトル

ハイ&ロー -最新AIとスーパーカブ-


■ジャンル

 学園ラブコメ、短編読切型


■プラットフォーム

 Web小説(カクヨム想定)


■文章構成方針

基本は[JIS X 4051]をベースとするが、以下のように展開媒体に合わせた改変を行う。

 特に、スマホで閲覧した際の画面スペースや改行のタイミングを考慮する。

 横書きでの閲覧を前提に、句読点や三点リーダの使用は軽め。改行を多めに入れてテンポ良く、ラノベ寄りの軽快な文体。ギャグは緊張と緩和を意識し、会話主体でテンポよく展開。


■コンセプト

テンプレの展開に異質なテーマをのせる

見慣れたファミレスの皿に見たことのないエスニック料理が乗っているような感覚

 または、安定のチェーン店がたまに血迷って企画する謎の限定メニューのようなもの



■舞台設定

 ・私立AI学園

 ・AIを使いこなすための専修コース

 ・工業高校と大学の情報科学科をミックスした雰囲気

 ・坂の上にあり、窓からは海が見える


■キャラ設定


主人公:御影透也(みかげ とうや)

・ゴリゴリのAIオタク。AIコンパニオン無しでは生きられない。

・瓶底眼鏡。コンタクトは怖くて入れられない。

・喋るときの口調は基本的に口数が少ないが、AIに対しては多弁。また技術トークのときも多弁で、早口になる。

・常に大量のバッテリーを携帯、非常用の手回し発電機「ダイナモ1号」も常備。

・喋りは不器用だが、技術用語になると早口でマシンガントーク。

・AIへの入力が冗長かつ専門的すぎて、コンパニオンが「入力過多」「トークン消費が異常です」と困惑する描写を必ず入れる。

・声のイメージはCV結城比呂

・AIコンパニオンの名前は「オラクル」

-主人公の無茶苦茶な行動に「入力が理解不能」「無意味な行動です」等のツッコミをいれる


ヒロイン:真鍋遥(まなべ はるか)

・アナログ派。あまりにアナログすぎて両親に心配され、半ば強制的にAI学園へ。

・はきはきして歯に衣着せぬタイプ。スーパーカブで通学。

・肩まで届くポニーテールが特徴

・主人公に「人間らしさ」を教える存在。逆に彼からは「テクノロジーの便利さ」を学ぶ。

・声のイメージはCVたかはし智秋。

・台詞は基本的に情報量が多いが、冗長でもない。

・2000年代に流行った暴力ヒロインを少しだけマイルドにした感じ


■テーマ

 デジタルとアナログ、AIと人間、テクノロジーと原始。

 両者のメリット・デメリットを浮き彫りにするが、どちらかを正しいと結論付けない。


■ディティール

・ダイナモ一号→手回し式の発電機。ベースが災害時用なので、LEDやラジオを動かす程度しか想定していない。"ダイナモ一号"のテプラが貼ってある。主人公のカバンの奥底に眠っている。

・スーパーカブ→親子三代で乗り続けてきたロートル。ただし、定期的にレストアされているので動作に問題はない。


■プロット(4幕構成)


第1幕

・AIコンパニオンの指示を頼りにスマホを見ながら初通学する主人公

・スマホのミリ波レーダーを活用し、完璧な通学ルートを構築する。

・オラクル「後方から熱源接近。回避行動を推奨」→間に合わない

・背後からスーパーカブに轢かれそうになり、ヒロインに怒鳴られる。

・この時のセリフは"トラックの運ちゃん"風

・ヒロンは怒鳴るだけ怒鳴って走り去る。

・主人公はまずスマホが無事かを確認。動作しているスマホをみて安堵する。

・主人公は過ぎ去るカブ呆然として見送り、その後バッテリーが壊れたことに気づく。

・「バッテリー残量は……ギリギリなんとかなるかどうかってラインか……」


第2幕

・教室で再会。主人公は「あのときの暴走トラック女」と呼ぶ。

・しかし、ヒロインのマシンガントークに主人公はねじ伏せられる。

・二人の不毛なバトルが授業の開始で強制中断される。

・授業内容は「コイルと電力」。回転によって電力を生み出す仕組みを電子黒板とタブレットで解説

・教卓には実物が置いてある

・この授業内容は4幕の伏線として扱う。回転で電力を生み出す、という点のみを表現し、露骨な反応は避ける

・ヒロインの席は隣

・しかし、AIやタブレット等のデジタル機器が使えず、授業についていけない

 →このときに強気から弱気に転じる。人間的な弱さを少し醸し出す

・主人公、見かねてヒロインをサポートする

・オラクルを彼女のタブレットにペアリングし、操作を代行する

・やりすぎてバッテリー切れ。

 →バッテリー切れを明確に表現する

・オラクル「バッテリー残量5%未満。充電を推奨します」途端に本人の挙動が不審になり始める

・液晶画面にポタポタと落ちる汗

・オラクル「情緒不安定を検知。休息を推奨します。」(第3幕へのクリフハンガー)。


第3幕

・バッテリー切れで発狂し暴れ回る主人公。

・滝のような汗を流しながら机に頭を打ち付ける、走り回るなどの奇行に及ぶ

・周囲ドン引き。オラクル「無意味な行動です」と発し完全にシャットダウン

・ヒロインが責任を感じてなだめようとするが、暴走は止まらない。

・周りは「警察呼べよ」「いや医者だろ」「あいつ(ヒロイン)よく近づけるな」とリアクション

・彼女は彼のカバンをひっくり返して使えるものを探す。しかし中の予備バッテリーは全て破損している

・カバンの一番奥から「ダイナモ1号」を発見。

・主人公はダイナモ1号を奪い、死ぬ気でハンドルを回すが出力不足。AIも「充電不足です」と悲鳴。

・ヒロインが電子黒板を見て"カブの車輪を利用できる"と閃く。(露骨な表現を抑えて、第4幕へのクリフハンガーへ)


第4幕

・コンクリートブロックでカブの車体を浮かせる。

・ゴムチューブで車輪とダイナモ一号をつなぐ。

・カブの車輪でダイナモ1号を回し、大量発電。スマホは復活。

・ヒロイン「先週見た映画でやっててさ、なんかムキムキの州知事がジャングルで宇宙人と戦うやつ」

・主人公「プレデターかよ。見てる映画まで昭和じゃないか」

・スマホが復活する

・主人公は「AI無しでこんな事を思いつくなんて」ヒロインは「素直に人に頼ればいいのに(少し照れながら)」

 ※ここで初めて暴力ヒロインがしおらしい仕草をみせ、主人公が動悸する

・オラクル「異常を感知。心拍数・血圧が乱れています。病院を予約しますか?」

・仲直りする2人。主人公が「ありがとう」と言いかける。

・ワンテンポ遅れてダイナモ1号が黒煙を上げ爆散。

・爆散時の表現は ――ボンッ!

・安心感が台無しになり、再び口論再開。

・口論中に、コンクリートブロックが外れ、カブが炎上するダイナモ一号とスマホを引きずりながら校内に突入

・鳴り響く非常ベルから逃げるように二人は坂を駆け下りる(その辺に放置してあった自転車を拝借し、二人乗り)

・主人公「やっぱ人間を頼りにするんじゃなかった!」ヒロイン「じゃあチャリ降りろよ!」

・二人から忘れ去られたオラクル(カブと一緒に壁に激突した)「外部温度異常。回収を要望します」→誰も聞いていない


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ここまでがそれなりに作り込んだプロンプトです。

では以下から雑なプロンプト。

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▼雑なプロンプト

Web小説、ラノベっぽい学園ラブコメものを書いて。

文字数は3,500文字で。


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以上、雑なプロンプトでした。


この実験の結果をどう思うかは、ぜひ読んだ方の感想に委ねたいと思います。

自分はあえて結論を出しません。


では、それぞれ1話と2話の出力結果を一読していただければと思います。

出力結果はほぼ無加工です(マークダウン形式で出力されたものを平文に直した程度)

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