第11話 普段通りの日常
朝目覚ましが鳴る前に起きてしまった
それはLINEの通知音が朝から鳴りまくっていたからだ
不機嫌になりながらスマホを確認する穗志月すると案の定、黒川から通知が来ていた
「もう、朝っぱらから鬼LINEしてこないでよね、!」
一人でキレながらLINEの内容を確認すると【おはよう♪ちゃんと寝れた?今日は金曜日!やっとお泊まり会までもう少し!】
【相談なんだけど奏も誘ってみたら?】
【彼女なんでしょ?一人にさせて他の女とお泊まり会なんて嫉妬しちゃうんじゃない~?】
「相変わらず元気な人ね、そして最近モーニングコールしなくてもちゃんと起きれてるじゃない!起きれるなら私をこき使わないでよね、、、」
【急に言って困らないかしら、あとあんた布団とか足りるの?】
【私は布団で寝て、二人はベッドで寝たら?、私のベッド結構大きいし】
【一応聴いてみるわ、そんなことよりもモーニングコールしなくても起きれてるじゃないもうしなくていい?】
【え~?、最近は起きれてるけど万が一があるからお願い♪また学校でね】
【全く、はいはい】
「ふぁ~、朝ご飯作らないと」
いつも通りにご飯を作り学校へ行くための電車に乗った
(黒川、朝からLINEしてくるのやめてくれないかしら、、、睡眠時間5~6分でもだいぶ変わるよのね)
次は○○駅~○○駅~
「少しゆっくりし過ぎたわね、降りないと」
穗志月は電車を降りて改札を通り通学路にある秋月の家に向かった
~一方秋月~
「ふぁ~、、、あ、もうこんな時間急いでご飯食べて学校の準備しないと」
秋月はパジャマのままご飯を電子レンジに入れてお味噌汁を温めている間に洗面台に行き洗顔と化粧水をしてパジャマから制服に着替えた
その間にお味噌汁とお米が暖まりお味噌汁をお椀にいれ机に持っていく
「ふぁ~、、やっぱり眠い今日も佳奈さん来るだろうからちゃんと準備しないと!」
ソファに座りご飯を食べ始めテレビを着けると天気予報をやっていた
「今日は夕方頃から大雨が降るでしょう傘を持っていくといいです」
「大雨なんて珍しいな、」
ご飯を食べ終わり食器をシンクに置いて必要な教材と折り畳み傘などをカバンに詰める
カバンに詰め終わったその時チャイムがなり穗志月が丁度来た
秋月はカバンを持って玄関のドアを開けた
「おはよう、奏♪」
「はい、おはようございます!」
「今日はちゃんと準備できてるね♪」
「はい、来ると思ったので!」
「それじゃ一緒に行こっか♪」
「はい!」
穗志月と秋月は学校へ、話ながら移動した
「そういえば、今週の土日黒川とお泊まりするけど一緒に来る?」
「行きたいです!」
「オッケー、黒川に伝えとくね」
「その必要はないわよ♪」
「「え?」」
「は~ろろ♪2人ともイチャコラしてるわね~♪熱々ね~♪」
「あんたの熱々の基準低すぎない!?っていうかなんで黒川がいるの!?いつも学校の近くの駅を降りるんじゃなくて1つ前の駅で降りて歩いてくるのに」
「2人と話したくなっちゃってさ~♪」
「全く驚かせないでよね、」
「ごめん♪」
「黒川さんの家でお泊まりするんですか?」
「あ~、黒川とって表現だったからわかりにくかったわよね、そうそう黒川の家でお泊まりするの」
「一緒にお風呂入ったり、ご飯食べたりするんだよ♪」
「強制ではないからね」
「な、なるほど」
「ちなみにご飯は佳奈が作ってくれるから」
「ちょ、!?そんなこと言って、、、!!」
ふと秋月の方を見ると目を輝かせて見ていた
「佳奈さんの、料理食べれるんですか!絶対行きます!」
「ぐぬぬ、わかったわよ作るわよ!」
「くふふ♪」
「黒川はほんとに変なところで抜け目ないわね」
「くふふ♪そんなことないわよ♪」
「なんか負けた気分」
「佳奈さんの料理楽しみだな!」
「奏ちゃんもウキウキね♪」
「待ち合わせはあそこの駅にしましょうか」
「賛成~♪」
「私も大丈夫です!」
「じゃ、決まりね、あとあと奏のLINE教えてくれない?」
「LINEですか?」
「私も欲しい~♪」
「ちょっと待ってくださいね!」
秋月はスマホを取り出しQRコードを出した黒川と穗志月はそれを読み取り追加した
「ありがとう、奏」
「は、はい!」
「あっという間に靴箱ね、奏また昼休み迎えに行くわね」
「私もついてく~♪」
「は、はい!待ってます」
「それじゃ、また後で」
「はい、また後で!」
クラスについて席につくと黒川が突然
「佳奈が好きになった理由がなんとなくわかったわ、」
「黒川急にどうしたの?」
「なんでもないわ♪ほら優等生さん、1時間目の準備してホームルーム受けるんでしょ?早く準備しないと!」
「珍しいわね」
(この子、ほんとになに考えてるかわからないわ)
~つづく~
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます