つづき


 夜もふけたころ!

 だんっとローニーが テーブルを叩いた

 僕はキョトンとするしかない

 あんなのだめだ!

 いいな!セレス

 えーーだってさ アズミは ローニーの好みのタイプでしょ!

 尚更だめだ!

 いいじゃない

 悪い気配はなかったよ!

 セレスお前それでステラにやられたろ!

 いいか!気を抜くな

「えーーー」

夜中にたつ!

 アズミに 気づかれないようにな!

「わかったよ!そんなに角だしておこることないじゃないか」

 俺は牡牛か!

 とにかく

 夜中にたつなら

 徹夜だね

 嗚呼

 ローニーほっとしたようだ


 陽が上りかけた頃

 朝焼けの星を追いながら 僕らは次の町を目指した

と 街道にでたころ

 僕らの 喉笛を ねらって

 刃が とんできた

「お前だけは殺す」

 ステラ!

「あの程度じゃ死なないわよ」

 顔は醜く歪み

 手には双剣を 持っていた

 死んでもらうよ!

 セレス!

 だん……ステラが 跳んだとき

 ファイヤーフレア!

 僕らの背後から爆炎が迸る

 アズミ!

「勝手にいくからよ!」

 アズミの爆炎は ステラを丸焼きにして

 消し去った

 そして

 あちいだろーが!

 ローニーは おしりを焦がされた

 おしりが 丸見え

 くっそー!方向音痴のヒステリー女

 ヒステリーはどっちよ!

 わたしがいなかったら死んでたわよ

 とにかくガイナに戻る

 このままじゃ旅なんかできるか!

 そーね

 おしりまるだしだもんねー

 るせー

 僕はため息を

 ついた

 なんだかおもしろい旅になりそうだ

 

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