『詞(2)』その1

■男性側の詞


とわの伴侶であり、私の命

 我が至宝、神々の神秘

尊崇の妻(ひと)

君と愛(あい)し日の激情と熱を想い出し

健気な君を抱き締め、唇を重ね。

――君との愛の形を創り、君と生きる。

 神よ。天よ。

私の天使である御方を、

この世界にとどめることを、赦し給え。

万軍の御霊(みたま)が勇み立つ、我が妻

 ゆるがない我が意思。私の想い人。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る